あまおと、あまあし
竜田の姫の
2004年10月19日(火)
この夏に泣きすぎたせいで
娘の秋は 鮮やかだ
目の縁を染めて
娘よ、そろそろ涙を止めないか
赤い色を美しいと思うのは
秋がそのようなものだからか
それとも
そのような色を美しく感じるから
秋が赤く染まるのだろうか
泣きはらした夏を忘れて
野分に染まる
娘よ
その葉を落とす前に
私のことを思い出しておくれ
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著者 :
和禾
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雨渡宮
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