あまおと、あまあし
曙
2002年01月29日(火)
明日はどんな色で訪れるのだろう
夕暮れの茜色ばかりを慕って
僕は振り向けずにいる
昨日として
目の前につまびらかにされた日を
幸せな思い出だとか
自分のためになる経験だったとか
そんな風に
色付けすることは容易い
記憶はいくらでも
書き換えることができるのだ
僕の背中を叩く明日の手は
どんな色をしているのだろう
僕は振り向けない
昨日を見つめたまま
後ろ向きに歩いている
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著者 :
和禾
Home :
雨渡宮
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