七竃雑記帳
桂木 炯



 思い出し参拝記



去る6月7日に

岡山に行ってきました


吉備津神社→吉備津彦神社


への旅です


しかし
寝ないまま
朝、車を出してくれる方の最寄駅「阪急六甲」へ・・・


そして
とんでもなく良い天気の中(雨女の私には珍しい!)


吉備の国岡山へ!!


とかいいつつ
仕事明けなので爆睡(あぁ・・)
気づけば姫路を越えておりました

さて
吉備津神社(備中)と吉備津彦神社(備前)は
吉備中山の麓にありまして
吉備中山は、東側に龍王山、西側に茶臼山があり、
龍王山に吉備津彦神社の元宮磐座
茶臼山には祭神大吉備津彦命の御陵があります


吉備津神社の方は
鬼退治の神話発祥の地
(吉備津彦命に討たれた「温羅(うら)」の首は晒されても
 骨になっても釜の下に埋められても、唸り続け、困り果てていたところ
 命の夢枕に温羅の霊が現れ
 『吾が妻、阿曽郷の祝の娘阿曽媛をしてミコトの釜殿の御饌を炊がめよ。
 もし世の中に事あれば竃の前に参り給はば幸有れば
 裕に鳴り禍有れば荒らかに鳴ろう。
 ミコトは世を捨てて後は霊神と現れ給え。
 われは一の使者となって四民に賞罰を加えん
 というお告げがありその通りにしたところ平穏が訪れた)


その鳴釜神事が今も続いている
ちなみに
釜で湯をたき
その音から吉凶を判断するらしいが
その判断は参拝者に委ねられている
釜の火をくべたりするのは未だに
阿曽の郷から娘さんが奉仕しに来ている

そして長く続く回廊が特徴的





吉備津彦神社よりも
古いイメージがあります
現在40年ぶりに本殿の檜皮葺変え工事中らしく
足場なんかが組んでありましたが
なんとなく
写真を撮りにくい雰囲気の神社でありました
(全然写真とってない)



そこから車でぐるっと回って


吉備津彦神社


こちらは、明治期にいろいろ手を入れることも
あったんだろうなぁという感じです
(近代になって天照大御神を祀っている様子)
そこでは
神社の世話人の人が突然
正月三が日にしか入れない神域に通してくれ(いいのか!?)
いろいろな話を聞きかせてくれました

その神域内には
末社がいくつかあるんだけれども
お聞きした事のない神さま

夜目山主命・夜目山麿命
楽々森彦命・楽々與理彦命

どちら様〜???(本気わからん)


どちらの神社からも上がれるけれども、こちら側からのほうが
吉備中山には上がりやすい
吉備津彦神社の元宮磐座・八大龍王の石祠
茶臼山には祭神大吉備津彦命の御陵があり
40分程度で上がって下りてこれるといわれたが
とんでもない暑さに断念

こちらの神社は
夏至に鳥居から正面鳥居から、幣殿の鏡へ差込む
その直線後方に、神体山(中山・龍王山)山頂の龍神社がある

どうやら
吉備国は強大な勢力だったらしく
備前・備中・備後に分けられたんだろうけど
きっと神社は
太陽・月星・磐座等の信仰の対象として
古代からあったんじゃないかなぁ?って感じ

神域にいると
山側から風が吹き降ろし
雲ひとつ無かった空だったのに
龍みたいな筋雲と
それを追いかけるように
ウロコ雲が沸いてきた

この写真は神域から
社をとったところ






広い平地に山

出雲とか奈良に風景が似ていた気がする
神のいる土地は
どこか似てるのかも?


充実した旅でしたが
とにかく暑い日だった・・・・


また
いきたいなー岡山











2007年06月15日(金)
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