七竃雑記帳
桂木 炯



 もうそんなに・・




あの日から10年ですよ

もうそんなに経つのか・・・
まだそれだけしか経ってないのか・・・

色々な重さで今日の10年目はやって来たんだろうな

私は、身近に失った人もいなかったけれど
起ったことの衝撃は凄かった
忘れていたわけじゃないし
忘れたいわけでもない、でも人間て忘れるんだなーと


何も対策をとっていない自分の身の回りを見て思った


私はその時学生で、学校には自転車で通学
途中ちょびっと壁とか落ちてたりしてた
大阪市内でもそんなだった
学校には交通手段が寸断されて到着できない講師を数名除いて
全員揃ってた素直によろこんだ
だってまだ、携帯も珍しいころだったから
情報が一切動いてなかった
家に帰ったら、ものすごい映像が流れてた
地獄絵図だと呆然と思った以外何も出来なかった


今、奇しくももう一度学生になろうとしている私
でも、同じことが起きたら
やっぱりまた呆然としてしまいそうだ
年だけはとってるのにな・・・


しっかりしなきゃね
だって何か起きたら支えなきゃならない年になってるんだもの


と、考えたら十年ってやっぱり
色んな意味で節目なんだなと思った






2005年01月17日(月)
自己紹介 目録 手紙



My追加