七竃雑記帳
桂木 炯



 時間差攻撃







会報は多分月曜到着



・・・・・金曜に投函してはなりませんて


郵便局に到着してても
配達は休み明けですて



まとめて窓口指し出しでないかぎり割引にならないし
管理もしやすいので一斉発送するほうが良いんですが
時間差(しかし単位は何十時間)が発生するのが玉にキズ
断片断片で届く情報にイライラして
夜明けを待たねばなりませんので
なんだか切ないですな・・・




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嗤う伊右衛門が映画化なんだそうです
監督は蜷川幸雄氏
青の炎に続いて映画なんですねぇ


「嗤う伊右衛門」

とは、伊右衛門が出てくるんですから
四谷怪談物ですね、で、京極夏彦氏が泉鏡花文学賞を受賞した著書

私、四谷怪談の筋っていくつか読んだけど
すごい苦手なんだよね
恐いんじゃなくて
なんだかみんな人間的に酷いんだよね
恨みとかそういうのをディフォルメしきった感じなの
映像にしたりするごとに今度は
グロテスクさだけに力が入っていって
筋とかどうでも良くなってるしね
奇抜で恐けりゃ良いっていう風になってる

でもね
この四谷怪談は

「純愛物」なんですよね

私、こないだ恋愛物読めないって言ったけど
これだけは純粋に好きで読んでる
本家はなさそうな話だけど、こっちは実際にあってもおかしくない話
怪談で無くなっていそうだけど、ディフォルメしない
人らしい恐さはずっとあるんだけどね、その上すごく切ない



蜷川氏は舞台でも、映画でも四谷怪談をやってるんですが
グロテスクさを押した感じだったはず
私はこの方の舞台イメージといえば
「赤と黒」っていう感じなのです
何を見ても、照明が違ってもイメージがそんなの
どろっとした感じ
今までやってきただけに
全く違う四谷怪談をやってみたかったんだなぁと思うのね
舞台では難しすぎるけど、映画なら・・・
普通の監督さんではちょっと描ききれなさそうだし
取り組みにくい題だけどこの方ならね



ずーっと話が有ってようやくの実現らしいです
私は映画見ない人だけど
これはちょっと気になる

実は青の炎も気になってたけど
小説の映画化はやっぱり難しいので却下
あと
現代物を蜷川氏が舞台ならともかく映画で監督するのはどうも
イメージ的に考えにくかったので・・・
原作も読みたいとずーっと思ってたんだけど
貴志さんの話は
私には後味がかなり複雑なので(悪いんじゃないの複雑)
すごく読んだ後ツライだろうなぁって読めなかった
題材も題材だしね



時代物であればもう少し違う出来になると思う
というか
この話を聞いて
撮りたい情熱って同じぐらいなんですよね?
力の入り具合が違うなんてことは無いですよね?
って真剣に思った(失礼な人)







でも、慎重派なので
評判を聞いてからじゃないと絶対に見に行かないと断言できる
腰の重い炯でした






2003年06月08日(日)
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