今日もガサゴソ
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2002年11月27日(水) 中学で

中学のとき、何故か
「性教育」に力が入っていました。
男女一緒の教室で、担当は担任でした。

一年生のときは「男女のカラダの仕組み」を簡単におさらい。
二年生の時は「第二次性徴について」多少踏み込んで、
三年生になって「恋愛と結婚」について考察していく
というプログラムでした。

30年近くも前の取り組みであったと思えば
とても革新的であったとは思いますが
どこまで教育的効果があったかは不明です。

でも、三年生の時のアンケートは
私にとって非常に重いものになりました。

何故かというと
事前アンケートの結果を
その授業の時に、担任が大変感動したといって読み上げたのです。
ふたり分。

ひとりは私のもの
もうひとりは彼のものでした。
(無記名だったけれど、わかるじゃん、そんなの)
テーマは「結婚について思うこと」でした。


僕は将来、大学を出て
エンジニアになりたいと思います。
それから好きな人と結婚して
平凡な家庭を持てたらいいな。
小さな家を建てて
子供はひとり、できれば女の子。
男としてスケールが小さいような気がするので
恥ずかしいけれど、あたたかい家庭を築きたいと考えています。
僕の両親のように。♂


この世の中は複雑で、純粋な気持ちでいるのは難しそうなので、
結婚するなら原始時代がいいなと思います。
洞穴のような住まいで
愛だ恋だなんて云わないで
これと決めた男と寄り添って
寒かったら抱き合って火を見つめていたい。
うじゃうじゃ子供を産んで動物のように
名も残さず土に還りたい。
そういう結婚がしたい。♀


このふたつのナニに担任が感動したと騒いでいるのか
いまだにわからないけれどね。
とにかく
結婚に関しては
彼とまるで違うことを考えていることだけはわかったよね。


ずっと後になって
それこそ10年もたってから
兄弟みたいに仲良しだった男の子が
このアンケートの回答に関して


オメーは聖書だの神話だのばっか読んでっから
すんげー心配だった
教祖様になっちまうかとハラハラしてさ
アイツも頭良すぎてヤバイ感じするし
HとかS、覚えてっか?
あいつらと毎年正月に会っても呑むんだけど
あいつらもオメーのこと心配していて
「ガキうじゃうじゃ産んだか」なんて聞くんだぜ
聞いてるHのほうが5人の子持ちで
笑っちまうけどな


とかとか

同級生の皆さん、ご心配かけましたが
ふくろうボタンは
38でやっと珠のような男の子に恵まれました
うじゃうじゃは困難でありましたが
ま、質素にやっております。
普通のおばさんになりました。
安心して下さい。







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