くるくるくろりくくろにくる
いんでっくすふるいのあたらしいの


2004年02月14日(土) アダム・クーパーから70年代少女漫画考察へ

マシュー・ボーンのバレエを見たかった。
なんて心の叫びが聞き届けられたのか、WOWOWでやっちゃってくれちゃった。
ありがたやありがたや。

クセがあるっちゃありあますが、どうも古典的なタイツがね…とお思いの貴兄(誰なんだ)は気に入ることこの上なし。

現代風のって一口に言っちゃっていいのだろうか?より扇情的で、官能的で、スリリングで、本当にダンサーの一挙手一投足から目が離せない。
釘付けってことですね。

なかでも「白鳥の湖」のアダム・クーパーは素晴らしい。
雰囲気デビット・ボウィ。(白鳥の湖での彼がね)
現代劇風なマイム的動きと古典的な振りとが見事に融合された振り付けもさることながら、それをサラッと踊ってみせながら元ロイヤルバレエの看板背負ってたプリンシパルの威厳を何一つ損なわないノーブルさ!

どこぞの評でゲイ・カルチャーの影響がうんぬんとあったけど、(否定はしないが)どうもオイラ的には70年代少女漫画の雰囲気っていったほうがシックリ来る。
青池保子の「イブの息子たち」とか竹宮恵子の「風と木の詩」とか萩尾望都の「ポーの一族」か「トーマの心臓」的な雰囲気ね。
その頃の少女漫画家ってみんなそんなの書いてたよなぁ〜(  -o)y-~~~
それを21世紀に3Dで見ることが出来様とは…
しかも漫画並に美青年ばかりとは、だれが予想しただろうか?
(ああ、脱線)
あまり詳しくないのでハッキリとは言えないけど、ゲイ・カルチャーがそれなりの主張を以って世間に受け入れられた、つまり一時代のカルチャーとして認識されたのは、おそらく80年代以降のような気がする。
そう考えると、日本の少女漫画家の思考って特異な方向に先進的だったってことじゃなかろうか?
すげーな。
個人的には、そろそろ萩尾望都の作品を映画化したいアメリカ人が表れるんじゃないかと…思う…
「スターレッド」なんてハリウッド向きだと思うんだけどなぁ。

誇大妄想的な纏め方でいいのだろうか…ま、いいだろう。春も近いでのぉ。


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