2004年01月12日(月) >> 成人の日。
草木も眠る丑三つ時を目の前にして
悪化の一途を辿る体調不良の為に救急病院へコッソリ出かけた帰り道
やたら
パトカーと若者の多い未明の街並みを
「あぁ。今日は成人式だった(カラこそバカばっかでパトもわんさかだった)のねぇ。」
トカ思いながらタクシーで擦り抜け
ようやく自宅の建物入り口前マデ到着して
外出時にはポーチの奥深くにしまい込むようにしている部屋のカギを
リュックの中でポーチをごそごそしながら探していると
背後カラ
「すいませぇ〜ん。」
と、
どう聞いても泥酔中の声をした男性に話しかけられた。
振り返ると、新成人だろう男性。
「あのぉ、Bing●(←ラブホ。)ってドコですかぁ?」
へべれけで役に立ちそ〜もナイ彼の傍らには、どうもシラけ気味に見える彼女。
『・・・成人っちゅ〜か、性人デスかい。』
などと思ってしまった事はナイショwにしながら
「あー・・・・・。ソコ右折すると、嫌でも(建物が)見えマスよ?(にっこり♥)」
と
今年の新成人がマタしても引き起こしているアホ事件など微塵も知らナイめぐは
トテモ親切に答えてあげた。
「ぁありがとーございまぁ〜す。」(←ヤハリへべれけ。)
ヒトリ泥酔の彼に愛想を尽かしているのか
ラブホへの道を徒歩で迷ってしまっている事がハヅカシイのか
はたまた
単に始発マデの時間つぶしをしたい彼女が仕方ナシに着いて来てるダケのメンツなのか。
まがいなりにも
これからラブホへ向かうとゆうに
体を寄せたり、肩を組んだり、手をつないだりするドコロか
彼と、
モチロンめぐとも視線を合わそうとすらせズに
千鳥足の彼と数メートルもの距離を保って闊歩する彼女のクールな後姿を見送りながら
ちょっと、
「リニュしたてで店名も変わったバッカシのY●U2でも案内しとけバよかったかしらん?」
トカ思い直した。
だって
ど〜考えたって
ビンゴじゃラブホのネーミングが縁起悪スギだし。
◇◆◇ めぐ。 |