めぐたれ暦。
<< 昨日。(((・∀・)))明日。>>
2003年07月30日(水)  >> イイコトとワルイコト。



故・夏目雅子サンの映像が使われている、骨髄バンクのCMをご存知でしょうか?


若くしてこの世を去られた夏目サンの、更に若々しい時代の

笑顔が、トテモ眩しいCMです。





めぐは

高校時代に、ずっとボランティアを続けていた所為もあって

献血だとか臓器移植だとかの登録を自ら進んで行っておりマシた。


まぁ

こんな(歳のワリには)オンボロなカラダなので

オイソレと全登録してゆく事は、マズ不可能ではございマシたが

その行動を何も云わずに見ていためぐママが唯一、涙を流しながら叱咤して止めたのが

この、骨髄バンクのドナー登録でした。





めぐの直系は

元々、あまり身体の丈夫な家系ではなく

父方や母方共に、少し厄介な遺伝性の持病を抱えております。


常に

重病人ではないけれど

大きな病原を爆弾のように抱えた状態なんだと表現してもいいかと思われます。



特に、母方の家系は

その(発病の)性質や傾向さえも判断つかないぐらいに幅広い症状を見せており

また

自らも、出産さえドクターストップされるほど健康体とは程遠い体力しか持ち合わせておらず

それでも

成し得た子供達にも現れた持病のケアにさえ四苦八苦しながら生きてきた女性なので

病気の怖さと後遺症の恐ろしさには、人一倍の感受性があったのでしょう。



骨髄バンクに参加する事で得られる思いやりや優しさよりも

参加しない事によって得られる、ほんのちょっとでも不安の少ない未来を提示したのです。



以来

骨髄バンクは我が家のタブーのヒトツとなり

それは当然のように、めぐの禁忌のヒトツにもなりました。





しかし数年前に

急性前骨髄球性白血病で死去された、K1のアンディ・フグ選手が

死去後に同CMで起用されていたのを観て、再びキモチが揺らいでしまいマシた。



モチロン

そのデメリットを知らない訳でも、メリットを考えない訳でもありません。


けれど

そのデメリットの犠牲になってしまう可能性もあり

そのメリットで、犠牲を減少させる事が出来るであろう現状もあるのです。





イイコトとワルイコト。



例え

どんなに年齢を重ねて

どんなにヒトリで判断をつけなくてはいけない状況があったとしても

また

どれだけ大人になっても、どれだけヒトリになっても

「大切」だと思える、愛おしい“弱点”なんかがなくなってしまったとしても

実は

絶対にたったヒトリで判断しなければならない事柄なんて意外と存在しないもんなんだなぁ。

なんて思ってみたりして。










◇◆◇ めぐ。
<< 昨日。(((・∀・)))明日。>>