2003年01月08日(水) >> 笑顔の責任。
今日の診察帰り
ドクターが、一冊の写真ファイルを見せてくれた。
ソレには
丁度1年ほど前、この病院に入院していためぐの毎日が
くるくるといろんな表情をして、たくさんたくさん写っていた。
「誰でも写真に写る笑顔はホンモノだからね。
その笑顔を目の前に引き出せない内は、僕の仕事は完了じゃないんだよ。」
ドクターはそう云って、いつものように優しく微笑んでくれた。
めぐは
以前、写真の笑顔の方が眩しかった友人のスナップを目の当たりにして
「今までこの笑顔がめぐの目の前になかったのは
めぐがその表情でいられる空間を与えてなかったカラなんだなぁ。」
と
ちょっと情けなく感じてしまった時の事を思い出していた。
ふとした瞬間に、だけど確実に
時々顔さえ上げられなくなっちゃう、こんなにも忘れっぽいココロに
これほどまでに強く、けれど優しく
刻み込むようにしっかりと、叩きつけられた気がした。
めぐの笑顔は、マダマダ打ち止めなんかじゃなかったんだから。
Yesterday I laughed with innocence But I like today when I know the pain Today than Yesterday Tomorrow born from today I want believe in everything at this moment
NO 「P」AIN NO RAINBOW
◇◆◇ めぐ。 |