2002年09月26日(木) >> 乙女週間予報。
「ゴハン食べてお水飲んで、ちゃんとおりこうにしてるんだよ?」
なんて云って
普段のおクスリのおカゲで多少の軽減はみせているにせよ
乙女週間前の腹痛三昧なめぐにおフトンをかけてくれただりんがドアを閉めた直後
結局
ざかざかと響く小ねずみ達のゴハン音で起き出してみたらば
まだ暗がりな部屋のライトを点けた途端
ぽぽちゃんに謎の大出血が発覚。
「はぁ!?」(←既に普段よりワントーン高い声。)
さながら
任侠映画のラストシーンの如く血まみれなぽぽちゃんが
のんびりとキャベツ皿に座ってキャベツをしゃくしゃくと食している。
・・・殺し屋1ごっこか?
と
一瞬の間でよぎってしまったのは別にしても
乙女週間の可能性さえ感じられない明らかなるアタマからの出血を目の当たりにして
とにかく焦るワタシ。相も変わらず無表情なぽぽ嬢。
取り敢えず
精製水で血を拭き取って
薄〜いホウ酸水で消毒しながらカラダ中を触診しながら様子を見ていたらば
左の前頭部位に、ぽこんとした傷口発見。
「っきゃー!??」
既にパニック寸前めぐりん。
ふと
イツモ通っている隣町病院への通り道にあった
救急受付可能な動物病院の看板を思い出した。
確か22時マデの診療だったかと記憶はしているモノの
もうそんなコト知ったこっちゃない。
検索かけて、早速デンワ。時刻は午前4:40。
電話口でしぶる看護婦らしき女性をムリヤリ押し伏せて
何とか獣医サンと直接ハナシを取り付け、ようやく診察して貰える事に。
すると獣医サン。
「これまた小さなコだねぇ。もう成人でしょう?」
「はいぃ。(半泣き。)」
そう。
ぽぽちゃんはジャンガリアンハムスターにしても随分と小さな大人のコ。
体重だって同種類で54gもあるぴこぴこに比べると、30g前後しかない。
「困ったね。小さ過ぎると治療がし辛いし、このコの負担も大きいんだよね。」
「難しいんですかっ?」
「いや、今回の治療自体は簡単だよ。ただ、性格の問題があって・・・」
「・・・性格?」
イヤな予感。
「ホラ、ココ見てごらん?左の前頭部にケガがあるでしょう?」
「はい。;」
ちょっとカンづき始めるめぐりん。
「コレねぇ、前を見てない証拠なんだよねぇ。」
ヤっパり。
「・・・猫の、“向かい傷”みたいなモンですか?(苦笑。)」
「あぁ、そうそう。丁度そんなカンジ。」
猫がケンカでこさえてくる傷には
大分して
下半身中心に出来る“逃げ傷”と、顔中心に出来る“向かい傷”の2種類がある。
その名の通り
前者は敵に背中を向けて逃げる時にヤラレた傷で
後者は、果敢にも向かって行ったが(多かれ少なかれ)ヤラレてしまった時の傷である。
「まぁ元々ハムスターは凄く視力が悪い動物だけど、ココまでの傷を作ってしまうって事は
よっぽど何も見ずに全力疾走してブツけてる可能性が高いんだよねぇ。
今回は運良く治療も出来る傷だったんだけど
この性格じゃあまたやりかねないと思うんだよ。」
センセぇ、ソレって
とりあえずバカって事デスか?
そんな訳で
なんぴとたりとも俺の前は走らせねェ性質の発覚したぽぽちゃん。
マスターめぐりんも
今後は更なる注意力が必要なんだと肝に銘じておきました。
トコロで。
初めて動物病院のお世話になってしまった中学時代とは違って
錯乱のあまり自らの保険証まで持参して出掛けていたとゆ〜事はなかったにせよ
今回の診察受け付け時に
「お名前は?」
「M(←苗字。)でっす!」
「いや、ハムちゃんのを。(笑いを堪えながら。)」
なぁんて会話が交わされていたのは、ちょっとダケ秘密の方向でお願いしマ。
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