めぐたれ暦。
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2002年08月18日(日)  >> 否定。




降りかかる火の粉は、クスリなんかじゃ取り払えません。



クチの中でゆっくりと溶かさなければならないおクスリも

本当に必要な時には、クチん中で悠長に転がしてなんていられません。



疼く身体は、眠りなんかじゃ抑えられません。



叶わない夢は、夢のまんまでも要りません。


届かない願いも、いつまでもストックなんてしてられません。


あふれ出る想いなら、いつでも大切に値するなんて思えません。



“いつかの未来”なんて、そんな長期展望で人間やってられません。





ヒトとして予選すら失格なあたしは、この先にちゃんと何かを見出せるのか?


人の想いすら感じられない鈍感な肌で、痛みだけを敏感に感じ取ってしまう。


そしてどんなに激しい痛みも、その鮮度を失くせば慣れてしまう。


傷みを悔いてる訳じゃなく、痛みに驚いてみせてるだけ。


どんどん高まるココロのハードルはカラダの都合なんておかまいナシで

互いのでたらめな許容量に相容れられる訳もなく。


「あれに比べれば」「これに比べれば」

比較して余所見して騙し騙しで

取り返しなんてつかない傷を負ってしまっても、決して痛みは伴わない。



あたしの、どうしても「真正」と云われてしまう由縁。




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