三楽の仕事日記
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2009年09月26日(土) |
しっとりした学び、授業、保育 |
一昨日の国立○研究所の方の評論の最後に「しっとりした学び」という言葉があった。それに関連して「しっとりとした(雰囲気の)授業」という言葉が頭に浮かんだ。小牧市教育委員会が「学び合う学び」を目標にして授業改善を呼びかけ始めたころから、僕自身は聞くようになった言葉だ。初めてこの言葉を聞いたときには、この言葉が表す授業はいったいどのような授業なのだろうかと思ったことを覚えている。
「しっとりとした授業」でネット検索すると、ヒットするのは、ほとんどが「学びの協同体」がらみのサイトなので、佐藤学氏が使い始めた言葉なのだと想像するが、本当のところはどうなのだろうか。2004年1月29日に佐藤学氏のホームグランドと言っても良い浜之郷小学校へ訪問した時の仕事日記を読むと、
3年生のある教室に入って思わず足が止まった。そのまま動けなくなった。まさに学びの共同体の実態がそこにあった。教室の机がドーナツ形に並び、教師も子どもたちと一緒の列に入り、対話を通じて学びを成立させている。子どもたちも友人の顔を見ながら学び合っている。子どもが生き生きしているとは、まさにこういうことを言うのだ!来て良かった。これまで見たことがない、子どもと教師が一体となって、心穏やかに学び合っている姿に感動。短活後、教室経営について少し話を聞く。浜之郷の子どもたちは聴き合う関係ができている、それを生かす方法を模索している内に、今のスタイルに落ち着いたとのこと。懐の深さを感じた。
今思うと、「心穏やかに学び合っている姿」が「しっとりとした授業」に通じることだと考えるが、このときの浜之郷小では確か「しっとりした授業」という言葉は聞かなかったように思う。だれがいつごろから言い始めた言葉なのだろうか。(ご存じの方がありましたらお教えください)
先日、課室で「しっとりとした授業」という言葉の使用について聞いてみたが、反応はなかった。ただ、幼児教育担当者から「しっとりとした保育という言葉はかなり以前から使われている」という情報を得た。ますます興味がわいてきた。
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