三楽の仕事日記
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2009年08月22日(土) ちがさき夏季特別セミナーに参加

 今日は「ちがさき夏季特別セミナー」に参加。始発で茅ヶ崎に向かう。9時30分に会場到着。さっそく角田明先生にお会いする。

 午前中の発表は2つ。1本目は「豊かな心を目指す読書教育の歩み」。朝の10分間読書、読み聞かせをはじめ、図書室整備、図書室利用促進などの様々な取組が紹介された。鋭い質問&意見が出る。

 「子どもたちが落ち着いたという成果ではちょっとずれているのではないか。学校図書館活動としては、小→中→地域の図書館の利用へつながる活動が大切。図書館は一生学び続けるために欠かすことができないものであるという意識を子どもたちに培いたい。今後の実践を期待したい」

 これには納得。続いて「教頭の視点で取り組んだ学校経営の実践」。大荒れにあれた中学校で教頭としてどう学校改革を行ってきたのか、飾らない言葉での熱い、熱い発表。心が動かされた。

 クレームは一番明確な学校評価。戦略はクレームから。私は逃げません。旗も降ろしません。後追いの生徒指導より学力保障。

 日々の戦いから出てきたこれらの言葉は実に重い。切り札はやっぱり授業改革!学ぶ教師集団づくりへ続く。

 昼食前、角田先生に「小学校外国語活動プロフェッショナル派遣事業」のご相談。すでに訪問していただく学校へのアクセスはもちろん、模範授業での教材研究をされているとのこと。頭が下がるばかり。無理なお願いをしているにも関わらず、事務局の立場を思いやっていただく言葉の数々に感激するばかり。

 午後は、月刊誌「至知」で実践を知り、一度、お会いしたいと思っていた香川県善通寺市立東中学校長・猪熊先生が「10万回褒める学校」と題して学校経営について発表。校長先生の奮闘にただただ頭が下がるばかり。この学校もかつては、授業中に30人ほどの生徒が自由に出入りする状態で、「廊下見張り当番」があったとのこと。そのような学校を「褒めて伸ばす教育」を徹底する学校経営で立て直す。基礎学力・集中力を高める教育を推進するために公文を採り入れたことでも話題となる。同一校で校長8年目を迎えているとのこと。これにも驚く。

 発表最後は「教育再生懇談会」のメンバーでもある立川市の菅原先生による「特別支援教育における学校・学級・授業づくり」。切々と話されたのは授業力(教科指導の専門性+学級経営+特別支援教育の視点)を高めることが重要であると言うこと。全国で特別支援学校が満杯状態になりつつあるが、通常学校において十分に指導できる子どもたちがたくさんいるはずだというお話。先日の庁内での会議を思い出す。

 最後は角田明先生の講演。講演の中で、今回関わっていただく愛知県の「小学校外国語活動プロフェッショナル派遣事業」について触れていただいた。愛知県の子どもたちとの授業を「未知への期待」というキーワードでまとめられた。すべてを前向きにとらえていただき、協力していただけることに改めて感謝。目頭が熱くなった。感激の連続だった。茅ヶ崎まで足を運び、本当に良かった。質の高い発表&講演で、今日も充実の1日となった。
 

 


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