三楽の仕事日記
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2009年08月17日(月) 第41回学習工学セミナー

 夏季休暇をとって、第41回学習工学セミナーへ。セミナーを主催する学習工学研究会は昭和39年に設立された伝統ある組織だ。長年、手弁当で運営されていて、本日のセミナーにおいても、すべての役員が一般参加者と同様に参加費を納め、会を運営している。

 僕は午前中には3時間のワークショップ運営、午後はパネルディスカッションに登壇する役目をいただいての参加。

 ワークショップは「教育の情報化に関する手引を読み解く」と題して、参加者で分担して手引ダイジェスト版を作ろうという内容だ。思いもしなかった若い方々の参加があった。正直、他の実践的なワークショップを受講された方がよいのではないかと思ったが、選択していただいた以上、少しでもそれにお応えするのが責務。努力はしたつもりだが、さて、どのような感想を持たれただろうか。

 手引概論、ダイジェスト版作成作業、発表という流れで行ったが、精力的な皆さんのおかげで、堂々たるダイジェスト版が出来上がった。いずれこのダイジェスト版は僕の方で精読し、整理をした上で、学習工学研究会のサイトで掲載する予定だ。ワークショップの成果が皆さんのお役に立つことになればなりより。

 午後は目白大学の原克彦先生の講演。内容は委員長として作成された「教員のICT活用指導力向上/研修テキスト増補改訂版」の活用について、情報モラル指導の在り方についての2点だ。柔らかな口調で考えや思いをしっかり伝えられた。

 続いてシンポジウム。コーディネータは名古屋大学の大谷先生、パネリストは原先生と金城大学の長谷川先生と僕。昨年度同様、打合せなしでの1時間30分のシンポジウム。大谷先生がどんな投げかけをされるのかと、心臓ばくばく。髪の毛が3000本ほど一気に抜けた感じ(笑)。事前予告なしの質問には、ついつい本音が出て、原先生の講演内容に反することを言ってみたり、長谷川先生のお話に岡本薫先生の名前を借りて反論してみたり、さらには大谷先生の悩みを僕が解決できるわけはないと言ってみたり。今年も面白い時間を過ごさせてもらったが、さて、お聞きになったみなさんはどうか。いずれ参加者による評価が届くので、楽しみにして(心配もあり)、待ちたい。

 終了後は、原先生を囲んでの懇親会。特に名古屋地区の皆さんとの交流は滅多にないので新鮮。話が進み、僕のアルコール限度をオーバー。楽しい時間だった。


2008年08月17日(日) 発刊「情報化時代の学校変革力」
2007年08月17日(金) 教育長室にて
2006年08月17日(木) ビデオ編集作業
2005年08月17日(水) あちこち諸連絡
2004年08月17日(火) 和歌山から戻る
2003年08月17日(日) なんという夏!