三楽の仕事日記
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2008年08月18日(月) |
第40回学習工学セミナー |
休みをとって、名古屋で開催の「第40回学習工学セミナー」に参加。
午前中は2つのワークショップを参観。一つは「はじめての情報モラル授業」(講師 金城学院大学 長谷川元洋准教授)。もう一つは「授業力向上をめざすひと味違ったICT活用」(講師 名古屋大学 柴田好章准教授)。歴史あるセミナーだけあって、参加者の巻き込み方が工夫されていて、皆さん、熱心に作業そして協議。
午後は、僕の講演。「ICTを活用した元気な学校づくり」と題した1時間。「学校を元気にしたい」この思いの実現のために、校務の情報化をどのように進め、どのような変化を生みだしてきたのかを話す。当初考えていた年齢層より、若い人が多く、学校経営の話はちょっとミスマッチかなと思ったが、学校づくりの思いは汲み取っていただけたと思う。後日送られてくると思う皆さんの評価シートが楽しみ。
続いてシンポジウム。コーディネータは名古屋大学の大谷尚教授。パネラーは長谷川先生と柴田先生と僕。初めに僕の講演について、大谷先生が僕の思いを増幅していただいた上に、しっかりと価値付けしていただいた。感激。そして、僕の講演を元に、お二人が考えを表明。それに僕が絡んでいくという展開。実のところ、事前打ち合わせなしで、どうなることかと思って登壇したけど、大谷先生の斬り込みが随所にあって、しっかりとした論議ができた。僕は、授業におけるICT活用の実践を武器に戦った気持ち。フロアの皆さんも、4人の意見の相違は面白かったはず。
大谷先生の最後の指示は、「学校におけるICT活用の近未来図を語れ」。打ち合わせなしなので、頭に浮かんだことを言うしかない。「もっと学び合うことが気軽に、そしてしっかりできるICT機器が学校に入ると良い。例えば、黒板は全面液晶。子どもの机にも液晶パネル。子どもの書き込みが黒板にそのまま提示できて、何人かの考えをもとに比較検討などができるなどのツールが生まれるのでは?学校はみんなで学ぶところ。ICT活用が個人の学びだけを支援するものに強化されれば、いずれは学校はいらなくなってしまう。学校の価値はなくなってしまう」。この考えは、昭和55年に作った僕の新作落語「未来の学校」。なんやかんやと考えておくと、いつかは役立つという例だ。
学習工学研究会の総会にも出席させてもらって、会場を後にする。今日も良い経験をさせていただいた。
2007年08月18日(土) 愛知数学教育研究会にて 2006年08月18日(金) 完全オフ日。 2005年08月18日(木) 名古屋LinkDBセミナー参加 2004年08月18日(水) 融合研MLで激賛 2003年08月18日(月) カリキュラムリーダー育成研修会
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