三楽の仕事日記
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2008年08月16日(土) 落語の花道が19回目

 大学落研の後輩たちが毎年夏に開催している「落語の花道」に少しだけ顔を出す。なんと19回目。我々も「先生たちの落語会」と題して10年間皆さんにご迷惑をかけながら高座に上ったが、最終回はアップアップの状態だった。花道の皆さんのエネルギーは凄い。

 日記に書いておこうと思いつつ、うっかりしていたことがある。それは「赤めだか」(立川談春著、扶桑社)という本のことだ。

 落語家の自叙伝的な本は、これまで何冊も読んできたが、この「赤めだか」は別次元。師匠の談志は「落語を語るのに必要なのはリズムとメロディが基本だ」というが、この教えは、談春の執筆にも活かされている。全編リズミカル、心に次から次へ迫ってくるフレーズに魅了されて一気読み。もちろん、矛盾に満ちた数々の落語家修業のエピソードには大笑い。これは、談春発!立川流儀の落語家前座生活を通して語る実像談志。談志についての本は何冊か読んできたが、これほど伝わってきた書籍は初めて。

 所詮落語家は個人営業。世間に認めてもらえるまでの道筋はだれにも分からない。
 冒頭。「本当は競艇選手になりたかった」
 終末。「平成19年、談春(オレ)は真打になって10回目の正月を迎える」
 この間の談春の生き様を通して、己を高めることの意味をしっかりと教えてもらった。あちこちのサイトで書評が出ているので、皆さんも読まれるといい。この本もお薦め。


2007年08月16日(木) 小中一貫教育校を調べる
2006年08月16日(水) ゆっくり休む
2005年08月16日(火) 2学期、3学期に向けて各種相談
2004年08月16日(月) 和歌山へ移動
2003年08月16日(土) 早朝から原稿書き