三楽の仕事日記
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昇降口清掃をしながら子どもを迎える。早く登校する生徒の方が挨拶が進んで出来て声も大きい。余裕があるってことか?
来年度にむけていくつかの相談。まだまだ整理しなければいけないことは膨大。
10時発。額田中学校へ長江号に乗せてもらって向かう。車内では来年度構想の相談が続く。車内はミニ会議場。昼食時などを利用して、授業構想をあれこれ練る。いわゆる最後のあがき。
額田中到着。生徒のとてつもなく明るい挨拶。とっても心が安らぐ。教育コンサルタントの大西さんや岡崎の蜂須賀さんや真木さんらも到着。撮影隊も準備完了。
5時間目。額田中の内藤先生の授業観察。内藤先生は教師になって3年目。僕は内藤先生と同じ指導案で、6時間目に他のクラスで飛び込み授業をやるというプログラム。僕は教師歴25年目の力量を発揮しなければ・・・。他人事ならこんなおもしろい企画はないのだけれど、当事者となってみると、あらためて「とんでもないことを引き受けた」ものだと後悔。内藤さんの授業を見てメモをしながら、自分の授業を再構築。最後の最後のあがき。大西さんが時折気づかれたことを僕に話されるので、さらにプレッシャーを感じる。子どもの反応もある程度分かったので、腹を決めて1年1組へ向かう。授業開始まで4分間。この4分間が初めの勝負。子どもと仲良くなることに専念。
軽い挨拶に対して元気な声で返ってくる。すごぶる反応良し。今日のこの時間はどのように聞いていたの?と問いかけると「研究授業」という返事。これをもとに「そうかあ、研究授業って何?」という質問で一人一人の子どもに問い返す。笑いもいっぱい起こって、授業開始時にはほどよい温まり。
授業開始。詳細は後日どこかでアップをしたいと思うほど、おもしろくて勉強になった授業を子どもたちとともに創ることができた。何度でも言いたい。だから授業はおもしろい!。子どもたちのノリのよさにこちらもついついエネルギーが出て、あっという間の50分。数学的な見方や考え方を育てるための教師のつなぎ言葉もたくさん示すことができたし、子どもの考えを生かす展開も示すことができたと満足。冷静に考えてみれば、こうした授業ができたのも、外部の講師でも素直に受けいれ、精いっぱい自己表現しようとする子どもを育てている額田中教育の賜。敬意を表したい。講師という立場をいつしか忘れ、子どもたちに楽しませてもらったという思いで、心はいっぱいになった。
2時間弱の研究協議会は大西さんの進行。おかげで僕の授業に対する考え方を十分に整理していただいたし、教材研究力についても明確にしていただけた。質の高い協議会ができた。やはりコーディネータの力だ。
120名ほどが寮生活をしている額田中学。夕食は子どもたちと食堂で一緒にとらせてもらった。校長先生以下、多くの先生方も誕生日会があることもあって同席。寝食を共にするということから、このような人間的な豊かなふれあいが満ちあふれている、まさに学園ができているんだと実感。
寮も見せてもらう。すれ違う子どもたちからは必ず挨拶がされる。それも心の底から湧き出る挨拶。本当に気持ちがよい。
帰りの車では、ほっとしたせいか、やはり心身共にものすごい疲労感に襲われる。21時近くに帰宅。早めに横になる。
2004年02月17日(火) 自転車操業が続く 2003年02月17日(月) 週初めの忙しさは格別
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