三楽の仕事日記
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2004年12月31日(金) 今年も恵まれた1年

 今年は6年間もお世話になった小牧中学校から光ヶ丘中学校へ転任。立場も校長職となった。人生の節目の年だった。
 小牧中での最後の3ヶ月。最後の最後まで精いっぱい取り組んだ。平成16年度構想も自分がいないということを一切考えず(最も書いた時点では異動はいっさい不明)、小牧中がさらに発展するための改革案を思い切り書いた。全員から反対を受けた案もあったけど、率直に言ってくれる仲間とともに働くことができた小牧中から去るのは、本当に寂しいことだった。
 そして、新しい地での新しい立場、不安で何をするにも自信が持てず、はたして自分らしさが出せるのはいつだろうかと思った4月。それが、あっという間に9ヶ月経ってしまった。
 初年度は様子を見てといった気持ちはけっして持たず、とりあえず自分がやれることからと始めた毎日のHP更新作業。動いてみたら、ここ光ヶ丘中でも小牧中のように、成果はともかく、とりあえず前に進もうとする僕を応援してくれる職員や保護者、地域の方々がいっぱいいることが分かって、ものすごいエネルギーをもらった。
 もともと気が小さい自分。環境が変わるたびに円形脱毛症になっていたが、みなさんの精神的な支えもあって、その症状はいっさい出ず、これも安心。しかし、脱毛症は頭全体で起きているという、もっともな説もある。
 「学校は向上的な変容をしたか?」と問われると自信はないが、9ヶ月でいろいろな布石は打てたという自信はある。もう少しエネルギーを蓄えれば、加速度的に向上するのでは・・・という予感も正直持っている。その気持ちは、ここのところ書いている「光中マガジン」に表すことができた。
 立場が変わって授業がやれないのは残念だけど、たくさんの授業を見て、今年も多くのことを学ぶことができた。ますます授業はおもしろい、このおもしろさをできるだけ多くの教員に味わってほしい、自分はそのためにいるのだと思うようになった。ここ数年はIT関連や学校支援ボランティアの講演が多かったが、今年は数学の講演を多くさせてもらえ、まだまだ自分の実践は色あせてなくて、少なからず参考にしていただけるという手応えを感じることができた。
 また、そのほか、いくつかのプロジェクトにも参加させてもらえ、職員にも良い機会を与えてもらえたことは実に幸運だった。力のある教員が多い本校、ますます舞台を用意したい。機会を生かし続ければチャンスは広がる、風は吹いてくるはずと信じたい。
 久しぶりに市コンピュータ委員会にも加わることができて、発表会開催など新たな一歩ができたことも喜ばしい。また、思わぬ音楽関連の仕事をいただいた年でもあったが、人とのつながりはさらに広がり、楽しさも増した。落語やエコネットの催し物もさらに安定、拡張しつつあるのもうれしい。
 本当に僕はみなさんに活かしてもらっているのだが、気づかぬところでご迷惑をかけたり、悲しい思いをさせてしまっている方があるのでは・・・とも冷静にこの1年を振り返って反省もしたい。僕はきちっと全方向を見ているかと。
 疲れがなかなかとれない年齢になってしまったが、とりあえず健康に恵まれ仕事ができたことが一番喜ばしいことだ。来年はきっちりと目標を明記して、その達成に向けて頑張りたい。


2003年12月31日(水) 1年を振り返って