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2002年06月11日(火) |
「がんばる」という事、その言葉の意味する所。 |
私はいつからだか、「がんばる」と言う言葉が苦手になった。 「嫌い」と言うほどじゃないんだけど、言われると何となく ずしん、とのしかかって来る気がして…苦手。
あ、ちょっと伝わるニュアンスがずれたかも…。 「がんばって」と、言ったり、言われたりするのが苦手、ですな 正確に言うと…。自分で、誰かに「がんばるね」と言う分には そんなに気負いがないんだけど。
昔は、「がんばる」という言葉が好きだし、よく使ってたし、 何よりもがんばる事こそが美徳だと思っている風な所があった。 そう、何事にもがんばらねばならないと。
多分、鬱に関する本を読み始めてからかなあ。 過剰にがんばるのはよくないんだ、という事を覚えた。
そして、精神科に通ったりましてや入院したりすれば、同じような 症状の人に出会いもするし、そういう人々と関わる事が多くなる。
そうすると、本に書いてあったことにますます納得する。 ああ、こういう状態の人に「がんばれ」はまずいな、と。
そして、自分がこんな状態の時に「がんばれ」はしんどいな、と。
そんなに昔でもないんだけど、以前好意を抱いていた男性に 「がんばってね」と言ったらその言葉が如何に重いか考えたことが あるか、とか問いただされてかなりがっくり来た事があった。
あの時を機に、ますます私は「がんばれ」恐怖症になった。 そして今では私が使わない単語リストに掲載されそうな勢いだ。
不思議なものだねえ。 小さい頃はあんなにがんばれが好きだったのに。
あらら…またまとまりのない日記になってる。 今現在の事から言うと、その男性にがんばれ談義をされた当時 よりは、使う回数が増えた。でも人にプレッシャーを与える 言葉には相違ないと思うので、やっぱり時と場合を考えて使う。
あとは、どうしても言わねばならない時は (具体的にどんな場合か思いつかないけど)「がんばれ」 じゃなくて「がんばろうね」と言うことにしている。
…うーん。上手く〆られないな。すみません。
安宅 さゆみ |