心波検査
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2002年06月07日(金) |
確実に、時間は過ぎている。 |
外来受診のあと、去年の11月まで働いていたお店へ、顔を出した。 いつかは行かなければ、と思っていた。同時に週1回だけ、なんて もしかしたら仕事がもらえるかな、とか甘い期待を胸に。
去年の11月…抑鬱状態が酷くなって、朝起きられないようになった。 昼番だから、9時までに出勤しなければならないのに到底そんなの 無理、という状態までいってしまった。
最初の数回は、普通にどうも済みません、と謝って仕事をしていたけれど、 何回も起きられない、起きられない、となってくると居心地が悪い。 私の代わりにU倉さんが早く来てくれる。オーナーの仕事が増える。 Mちゃんが定時であがれなくなる。
みんなは、いいよいいよ、って言ってくれてた。それに甘んじて いられたのは最初の何回かだけ。心苦しくて仕方が無い。 辞めれば、全てが終わる。私の代わりの人を募集すればいいだけ。
でもオーナーはそうしなかった。
携帯にメールをくれる。 『みんな心配してるぞ、店においで。』 『ここで辞めたらお前はお前に負けるんだぞ、いいのか?』 『店で待ってる。何時でもいいから来なさい。』
涙が出るほど嬉しかった。 だけど情けないこの私、期待に答えられなかった。 どう頑張っても起きられなかった。朝の気分は最悪。起きるどころか、 布団を自分で除ける力も無かった。
11月下旬、最後のメールが届く。 『**日までに1度でいい、店に顔を出しなさい。』
私は、オーナーを裏切ってしまった。
その店に、今日行った。 1人だけ、知らない顔ぶれ。後はみんな前のままのメンバー。同期の Nちゃんも居た。みんな、私を見て驚き、そして歓迎してくれた。 店のバックルームにオーナー。声をかけると、オーナーも驚いていた。 そう、店で働いていた頃のように。 何処へやら旅へ出てしまって帰って来た愛娘を見るような目で。
懐かしくてたまらなかった。パパー!!って抱きつきたかった。 勝手に自分の都合で仕事に来るのをやめたことを改めて謝罪し、少しだけ お説教をされた。
バックルームに、Nちゃんが退職する、ということが書かれていた。 「オメデタの為」 ああそれで募集のポスターが店頭に貼ってあったのか、と思い返した。
だけどオーナーは
またここでやるか? なんて、一言も言わなかった。当然といえば当然。勝手に来るのを 辞めた奴をそうそうまた使おうとは思わないだろう。
甘すぎる期待は期待だけで終了(だから必然だってば/苦笑)。
Nちゃんがあがるのを待って、一緒に帰った。 「一緒に、こうやってよく帰ったね、懐かしいぃぃ〜〜。」 Nちゃんはそう言った。私もそう思った。
でももう、あれから7ヶ月。Nちゃんはもうお腹がかなり大きい。 時間が確実に経っている、その重みを感じる。
あの時、辞めずにいたら??
これを自問しないではいられなかった。 K谷オーナー、本当に ごめんなさい、ありがとう、大好き、…尊敬してます。 ああいうオーナーになりたい。 「なりたかった」かな。もう叶わない夢なのかな。
自分でもわからない。けど ちょっと、頑張らなきゃ、って気になった。 みんな、ありがとうo(^−^)o
忘れない。絶対。
ありがとーありがとーって、私はアイドルか何かでしたっけ?(w。
<何だか…> 私の日記は苦悩/心ジャンルだけどいいのかな? あんまり苦悩してないような…。 とりあえず、いい、にしておこう。
読んでくれてる方にも、多謝。ありがとうございます。 また何か思い出したら、書き足すかも(ただでさえ長いちゅうねん)。
済みません。書き落とし。 私のサイトから此処へは、ちょっと工夫しないと来られなくしました。 見られると、まずいことを含有しているという意味ですね。 はいそうです。。
安宅 さゆみ |