今月は東野圭吾をたくさん読みました。
『誘拐』アンソロジーです。 一番面白かったのは、山口雅也のキッドピストルズの「幽霊の誘拐」でした。誘拐の真相と探偵の采配が良かったです。 学生有栖はイマイチ地味だった;
東野圭吾7冊 『白夜行』 主人公2人の内面が一切書かれていないので、余計に怖く感じます。あくまで、他者からの想像…それがあっているのか、違っているのか。ドラマ、綾瀬はるかがやったんですよね。合ってる。 『殺人現場は雲の上』 軽く読めました。 『ある閉ざされた雪の山荘で』 閉じられた中での殺人事件なんですが、犯人の執念が…すごい。まぁ、そうでなければ、事件を起こそうなんて考えないんだろうけど; 『宿命』 刑事と医者の二人がとても良くて、善悪超えて、ラストが格好良いです。宿命のドラマ観たい。 『変身』 脳の移植手術は成功したかに見えて………。後味が悪いことは確かな話でした。 『仮面山荘殺人事件』 閉じられた山荘内での殺人事件です。犯人が誰かというのを通り超えて、「え!」というオチでした。 『十字屋敷のピエロ』 ピエロ(の人形)が事件を呼ぶんじゃなくて、事件がピエロを呼ぶというくだりが好きです。人形師の出番がもう少し欲しかった。 犯人と刑事のやり取りの伏線が、最後の最後で活きてきて、好きな展開でした。
『この貧しき地上に』1.2.3篠田真由美 耽美…風味? 元々同人誌で書いた話というせいか、キャラに甘さがあって、まったく面白みがないというか…単に私の好みから外れてるだけ? 話がたんたんと進んでいくので、酷いことが酷く感じられない話でした。同じ系統なら、『彼方から』の方が悲惨さがあって面白かった。
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