翠の日記

2008年09月30日(火) 9月読了の本

今月は色々な人とジャンルの本を読みました。

『風が強く吹いている』三浦しをん
 箱根駅伝を題材にした話です。こんなふうに行くはずない!と思いながらも、どんどん引き込まれてしまいます。


『天使の血脈』上下 篠田真由美
 メディチ家の繁栄には暗黒の秘密があった…という話。魔王と呼ばれてる存在がちょっと可哀想です。母が一番つらい立場でしたが、最後カッコ良かった。

『サクリファイス』近藤史恵
 最後の最後の「おおぉ!」という展開に圧倒されました。まさに、サクリファイスのタイトル通りです。

『なぜ絵版師に頼まなかったのか』北森鴻
 明治初期の話。帝大教師に雇われた13歳の冬馬が、あっというまに大人になってしまい、ちょっと残念。もうちょっと青春時代が欲しかった。探偵助手の相棒が話の度に名前を変えて出てくるのが笑えます。

『復讐プランナー』あさのあつこ
 おおっぴらにできないから絶対ムリだと思うけど、ぜひ、3人で「復讐プランナー」を企業してほしい。

『十一文字の殺人』東野圭吾
 被害者加害者が入り混じり、ちょっと微妙な話。タイトルの決め方をエッセイで読んで唖然とした;

『犯人のいない殺人の夜』東野圭吾
 短編集でした。「踊り子」が一番好きです。主人公の高校生は「知らぬが仏」のままでいられるのか、それともいつか真相を知ることになるのか、考えるとドキドキします。


 < 過去  INDEX  未来 >


翠 [HOMEPAGE]

My追加