今月は色々な人とジャンルの本を読みました。
『風が強く吹いている』三浦しをん 箱根駅伝を題材にした話です。こんなふうに行くはずない!と思いながらも、どんどん引き込まれてしまいます。
『天使の血脈』上下 篠田真由美 メディチ家の繁栄には暗黒の秘密があった…という話。魔王と呼ばれてる存在がちょっと可哀想です。母が一番つらい立場でしたが、最後カッコ良かった。
『サクリファイス』近藤史恵 最後の最後の「おおぉ!」という展開に圧倒されました。まさに、サクリファイスのタイトル通りです。
『なぜ絵版師に頼まなかったのか』北森鴻 明治初期の話。帝大教師に雇われた13歳の冬馬が、あっというまに大人になってしまい、ちょっと残念。もうちょっと青春時代が欲しかった。探偵助手の相棒が話の度に名前を変えて出てくるのが笑えます。
『復讐プランナー』あさのあつこ おおっぴらにできないから絶対ムリだと思うけど、ぜひ、3人で「復讐プランナー」を企業してほしい。
『十一文字の殺人』東野圭吾 被害者加害者が入り混じり、ちょっと微妙な話。タイトルの決め方をエッセイで読んで唖然とした;
『犯人のいない殺人の夜』東野圭吾 短編集でした。「踊り子」が一番好きです。主人公の高校生は「知らぬが仏」のままでいられるのか、それともいつか真相を知ることになるのか、考えるとドキドキします。
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