翠の日記

2007年11月30日(金) 11月に読了の本

『十二の嘘と十二の真実』あさのあつこ
 架空の国の話と、現代の農村風景と、二つが交互に語られていました。おとぎ話のようで、不思議な話でした。おまけについていた狼の話が一番ジンときました。

『まんまこと』畠中恵
 名主の跡取り麻之助が町から上がってくる奇問に、幼馴染の色男・清十郎、同心見習の吉五郎と取り組む江戸の日常・人情もの。
 
『アコギなのかリッパなのか』畠中恵
 議員事務所の雑用をこなす聖が小憎たらしくてとっても可愛いです。大人には反抗的なのに、弟には頭が上がらないところもとっても好みです。大物政治家に拾われた貧乏兄弟と若手有力議員、女性秘書、等々、ドラマで観たい話でした。

『図書館戦争』『図書館内乱』『図書館危機』有川浩
 『〜戦争』は電車の中で笑いを我慢しながら読んでいました。ハタから見たらきっとおかしな人だったと思います。何度吹き出しかけたことか!ラスト近くで堂上教官の「もう、いい加減にしてくれ」というモノローグが本当に切実で、読み返しては笑い転げました。
 『〜内乱』は女同士の嫌なやりとりが多くて、読んでいてモヤモヤします。柴原と小池がいかに笠原を大事に思っているかが、じーんときました。小池兄弟の確執がこれからどう転ぶのかが楽しみです。
 『〜危機』は、小池兄と柴崎のやりとりがよかった。小池弟すっかり兄にのまれているので、もうちょっとがんばれ!と言いたくなります。

『海馬が耳から駆けて行く』1〜5 菅野彰
 エッセイをこんなにまともに読んだのは久し振りです。こんな親戚が!こんな友達が!
 「誕生会を振袖で」の話が本当に面白くて、笑いっぱなしでした。


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