蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




クリエイティブ・イノセンス
2002年12月17日(火)
父さん。
「人生」というものは、
本当に思うようにはいかないもので…。

先日までの寒さは、
どこかへ行ってしまったかのように和らぎ、
パソコンの電源が付きっ放しの僕の部屋は、
むしろ暑いくらいの、
穏やかな一日。
僕は今日も一人モニターに向かい、
ただ黙々とドットを置く作業に没頭していた。

クリエイターの制作意欲は、
とにかく何かを表現したい気持ちから、
沸々と湧き上がってくるものだと、
誰かから聞いた。
僕はまだ「クリエイター」の端くれにも満たない。
だけど、
気持ちだけはあるべきようにあろう、
そう思うようになっていたんだ…。

僕は当初、
なんとなく「メカ」の絵が描きたくて、
その下絵を描き始めたはずだった。
でも、
その絵は、
色を付ければ付けるほど、
”あるもの”に見えてくるわけで…。










気がつけば、
当初の「メカ」への情熱はすっかり萎え、
僕はただ、
その”あるもの”に向け、
一心不乱にその絵にドットを重ね続け…






一部にジャギ取りおよびグラデがけが施されておらず、
お見苦しい点があります。ご了承ください。




父さん。
「人生」というものは、
本当に思うようにはいかないもので…。




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設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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