CYMA’S MURMUR

2009年08月20日(木)   RENT

というわけで、RENT 見てきました!

良かった!

2009年8月20日 @赤坂ACTシアター

Mark Cohen:   Anthony Rapp
Roger Davis:   Adam Pascal
Tom Collins:   Micheael McElroy
Angel:      Justin Johnston
Mimi:      Lexi Lawson
Benny:      Jacques C. Smith
Joanne:     Haneefah Wood
Maureen:     Nicolette Hart
Mrs. Jefferson: Gwen Stewart
Alexi:      Yuka Takara


キャスト表を探して劇場内をうろついたけど見つけられなかった。
よくよくパンフレットを見たら以下のように記載されていたので納得。

Understudies never substitute for a listed player unless a specific announcement is made at the time of the performance.
昨日は徹夜までいかなくとも深夜タクシー帰りだったんだけど
話したいことがあるという同僚をかわして
行き帰りの新幹線で爆睡したのでなんとか大丈夫だった。

仕事自体もプレッシャーになってたんだけど(初めてのお客だし)
プレゼン自体はかつてないほどうまく行って少しホッとした。
(元々彼の「失敗も経験になるから」という言葉を実感。。。)
これからが大変なんだけどね。




で、RENT。



すっごく良かったの。楽しかった。行って良かった。

実際に舞台を見て
Witness, observer であるMarkの立ち位置が明確になった。
そう。やっぱり私が感情移入するとしたらMarkなのよね。

オリジナルキャストのMarkとRogerはもちろんですが、
MimiとColllinsが良かった。特にMimi。
Out Tonight は今まであまり興味なかったのだけれど
今日はグっと来た。

でも、帰宅してレビュー記事を探してネットを徘徊するうちに
なんとなく盛り上がりもトーンダウンしてしまった。

まさに I don't own emotion - I rent です。
(あれ、逆?)

なんというかすごく熱狂的なファンが、
今回の舞台を特別なこととして盛り上がっているのが
私の心を冷めさせるのよね。

もっと、普通に感動したかったというか。

終わるや否や全席スタンディングオベーションだし。
いや、それもいいんだけど、なんというか。

彼らが見せてくれたパフォーマンスに対する反応というよりは
「彼らが演じるからすごいんだ!」という前提ありきで
リアルな反応以前に予定調和的にみんな立ち上がったというか。。。

舞台自体はすっごくよかったし、泣かされもしたし、
チケット取れるならもう1回見たいとも思ったけど、でも、
即スタンディング!って程でもないんだよなぁ。

結局私は天邪鬼なので、みんながあんまり盛り上がると白けるのですよね。




予習の成果はばっちりでヒアリングは無問題でした。
結構細かいところ(クリスマスのショッピングシーンでRogerがMimiにMarkを
紹介しているのと同時に、AngelがCollinsのコートを幾らまで値切ってるのか、とか)
までちゃんと聞こえた。

半分くらいは一緒に歌ってました。
そこまで歌詞が頭に入っている自分を少し怖いと思った(笑)。

筋を知らない方は苦労したと思う。
字幕もあるし、私もちょこちょこ字幕に目を投げていたけれど、
やっぱり字幕見てると演技が見えないので。




Angelが亡くなったあとのCollinsの最後の It's over とか
絶対にCDでは伝わりきらないものがあるのだと再確認。




また機会があったら見てみたいとは思う(英語限定だけど)。
オリジナルキャストではなくてもね。
勢いで、BWのライブDVDをAmazonに発注してしまったわ。
ドイツ語版Rentも買おうと思ったけど普通には取り扱いがない模様。
さらに勢いで、SoMでRENTとは関係ないDVDとか何点か買っちゃった。




スクリプト読んだとは言っても、読み飛ばしている部分もあるので
舞台を見て初めてわかったのが

・Collins初登場時に、お土産たっぷり持ってきてくれてサンタクロースみたいだということ
・La Vie Boheme の最後に there, there 言ってるおっさんは薬売りだということ

ってことかな。

あと、La Vie Boheme の最中に Joanne が Maureen のショーの
後片付けと Life Cafe を行ったり来たりしてるってのもようやくわかった。




英語学習者的視点によるRENTメモ

And I'm just a little
Weak on my feet

足が悪いの、という字幕だったかと(DVDも同様でした)。
私的解釈は「ちょっと足が弱い=ふらついてる」くらいだったのだけれど。
Mimiが単なるその場限りの言い逃れとして足が悪いと言った可能性もあるんだろうけど
どうみてもダンサーなんだし足悪くはないよねぇ。
やっぱり「悪い」わけじゃなくて空腹または薬で「弱ってる」んだと思うんだけど。

Without You の "The hand groupes"の訳は間違い
多分、わかっててやってるんだろうけど

Will I lose my dignity?がどこにも訳されていない
※一般の人はdignityなんてなじみがないので配慮したんだろうけど
 尊厳を失うことと命がなくなることは決して同義ではないでしょう?

You can take the girl out of Hicksville
But you can't take the Hicksville out of the girl

Hicksvilleの代わりにChealseaって言ってたように聞こえたんだけど
聞き間違いか?ネイティブ中心に笑いも起きていた。
Hicksvilleと言っていないことは確実なんだけど。
Maureen役のNicolette Hartがチェルシー出身なのかと
パンフをめくってみたけれど出身地の記載はなかった。

Take me
Angelの最期のシーン。字幕なかったよ。
私は「神よ私をお連れ下さい」的イメージで聞いてたんだけど
DVDの字幕を見ててどうも違うのかも、と思った。
正解不明。結局のところ正解は自分で決めるしかないのだ。

What was it about that night
このあたり割と聞き流していたところだったので
舞台で見て初めて「that night っていつ?」という疑問が浮かび
即座に「クリスマスイブだ!」という回答も浮かんで腑に落ちた。
このRENTというミュージカル、1幕が全て1日の出来事なのだ。盛りだくさんね。
1幕の中でも特に、La Vie Boheme の辺りを指しているのでしょう、that night.





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