CYMA’S MURMUR

2008年10月04日(土)   休日出勤 / Hominids読了

お天気いいなぁ。でも私はお仕事。
今日は結構たくさんの人が出勤していて驚いた。



"Hominids"読了。

最初はイマイチだったんだけど、後半は楽しかったかな。

どんな話かというと、ココを読んでもらったほうがいいかも。

パラレルワールドモノで、ネアンデルタールものなんですな。
三部作の1作目だそうだけれど、続きを読むかどうかは、うーんどうかな。

ネアンデルタールの進んだ暮らしぶりはかなり興味深かった。
バースコントロールの方法とか。

MaryがPonterに宗教について説明するところだけは、
ちょっと嫌な感じだった。
そんなこと言ってもしょうがないけど、
キリスト教だけをベースに説明されてもねぇ。

あと、ネアンデルタール・ワールドに宗教がないってのはどうかと。
絶対あるって。哲学って呼んでもいいけど。
何か信条があれば、信者とか狂信者とか出るもん。
The Giver みたいな管理社会なら別だろうけど。

と思ったけど、ネアンデルタール・ワールドも、管理社会なんだよね。
罪を犯すと、その親族(50%血族、だっけ?)全員去勢されちゃうんだよ。
いや、castration って言葉ではなかったけど、
とにかくsterileな状態にされちゃうわけ。
アリバイ・アーカイブなんてものにずっと見張られてるし、
いいとも言えない。

でも振り返って人間ワールドがいいかというと、
口を濁したくなることも沢山あるしね。

最初は設定が唐突すぎて意味がわかんなかったけど、
Maryがレイプされたっていうのも人間界の悪の具現の一貫だったのかも。
もちろんトラウマを越えてPonterに惹かれていくというストーリーの伏線でもあるのだろうけど。

というわけで、終わってみれば案外楽しんで読んだなぁという感じ。
でもやっぱり、話の進め方とか、色々とイマイチな面もあり、
素材が大好物なものなだけに少々残念とでもいうべきか。

次は何を読もうかなぁ。










■Hominidsの単語
immaculate 汚れ[欠点・誤り]のない
trilobite 《動物》三葉虫
volition 意志(力・作用)、意欲、決意
The Great Leap Forward 《the 〜》大躍進(政策)
amoebas amoebaの複数形
※"it doesn't do it the way amoebas do"
creationist 《宗教》天地[特殊・霊魂]創造説支持[信奉]者
exonerate 〜の容疑を晴らす、免除する
perpendicular 垂直の
expunge 消し去る、破壊する
jaunty のんきそうな
※花柄の"jaunty shirt"って出てきたんだけど、
 「用務員シャツがなんで花柄?」なんて思っちゃった。用務員はjanitorだよね。
laudable 称賛に値する、あっぱれな
※"Your eagarness to avenge me is laudable"
impartial 偏らない、公平な
membrane 細胞膜
synodic 宗教会議の
egalitarian 平等主義者
sidereal 星の





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