やっぱり私ってば、さびしい人だ。
さびしい。さびしい。さびしい。
何をどうしたいってんでもないけど。
今の暮らしは、とても落ち着いている。
人によっては、私を恵まれていると見るだろう。
それほど忙しくない仕事。
ひとりで暮らすには十分な給与。
満足している住居で居心地のいい暮らし。
このまま完結させても何の問題もない。
この居心地の良さを私は捨てられない。
でも、だけど。
疲れたので昨夜は23時にベッドに入った。
でも1時間以上寝付けなかったので、本を読んだ。
それ以外にすることが何一つなかったから。
やった方がいいこととか、 いずれやらなくてはならないことはあっても、 その時やりたいこととかやるべきことは何もなかった。
私には何もなかった。
何一つなかった。
朝4時前までかけて「ナラタージュ」を読み終わった。
3時頃、上の階の住人が帰宅したらしく、足音が聞こえた。
見知らぬ人が幸せであるであろうことを勝手に想像して、 妬ましさに似た気持ちが湧き上がった。
今年の休みは短い。
なんて言いながらも私はその短い時間を持て余してる。
悲しいことに、無駄に惰眠をむさぼるには歳をとりすぎてしまった。
やっぱりさびしい。
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