CYMA’S MURMUR

2005年07月07日(木)   MOZART!


MOZART!を見てきた。
良かった。
タイトル・ロールの中川君が、
もうイメージぴったりで、歌も素晴らしく良かった。
ルックスだけなら、
ダブルキャストの井上君の方がまだ好みなんだけど、
でも中川君の方が絶対ぴったりくると思ってたのだ。
ビンゴ!

でも、舞台の流れは想像してたのと、ちょっと違った。
何に主眼をおけばいいのかわからなくなっちゃう散漫さがあった。

基本的に私は舞台よりも、
ひとりよがりに音楽を聞いているのが好きなのかも、と思ったり。

山口祐一郎、市村正親という2大役者が演じた役が、
どうにもイマイチだったのもある。
ウィーン・オリジナルのUweやThomasと比べるのも悪いけど。

一番良かった曲は、
"Der Mensch Wird Erst Mensch Durch Den Aufrechten Gang"。
自分でも意外だったけど、すごく良かった。

もちろん、
"Wie Wird Man Seinen Schatten Los?"も良かったけど、
こっちはちょっとだけ歌詞がゴツゴツひっかかる感じがあって、
それさえなければ!

歌詞といえば、"Irgendwo Wird Immer Getanzt"。
日本語詩も間違ってはいないけど、なんとなくニュアンスが違う。
違うといえば、コンスタンツェのイメージ自体が違うか。
コンスタンツェもダブルキャストだけれど、
日程から行くと西田ひかるのはず。
でも、どう見ても違う気がするんだけど、勘違いかしら。

その他の日本語訳は概ね合格点だ(って、お前何様)。
アンサンブルもいい感じで仕上がってて楽しかった。
聞きながらドイツ語歌詞を浮かべることができた曲が
3曲しかなく(日本語が聞こえるとそれに引きずられる)、
己の修行の足りなさを痛感(って何の修行だ)。
いや、ファントムとJCSなら、8割は歌えるのに。
やっぱりドイツ語の壁は厚い。

そして、上演時間がとても長い。
17:45開演で終わったのが21時。
途中で、もう幕間もなく
最後までいっちゃうんじゃないかと思ったくらい。

劇場に行く途中にコケて、
ひざを思い切り擦りむくハプニングはあったけれど、
行ってよかった。






 < 過去  INDEX  未来 >


しぃま [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加