2005年06月04日(土) |
Lost In Translation |
DVDで『Lost In Translation』を見た。
えーと・・・ この映画の一番いいところは、、、 タイトルです!
タイトルがねぇ、 私の心を刺激するんだよなぁ。
でも中身はイマイチ。
私が韓国人で、 まったく日本語を解さなければ、 この映画を楽しめたかもしれない。 でも残念ながら私は日本人であるので、 それほど楽しめませんでした。
単に、主人公はアンラッキーで、 misunderstandingがあるというだけ。 translationは、関係ない。 いや、あの通訳はひどいけど・・・
それにしても、 パークハイアットとサントリーは怒らないのかしら?
大体、英語しかしゃべれない人間が、 高級ホテルに泊まって、 バーで同じアメリカ人とばかり付き合う話なんて、 どうかと思うよねぇ? 海外で群れている日本人も同じだろうけど。
言葉が通じないことへの苛立ちを露にするのもいいけど、 じゃぁアンタは外国語を話せるのか、と、問いたい。
ここからは偏見だけど、 なんというか世界中どこに行っても英語が通じると信じてる 馬鹿なアメリカ人が私は嫌いなのだ。
多分、フランス人が主人公だったら、 流れはもっと変わると思う。 ドイツ人でもそう。 アメリカの閉鎖性が現れている気がする。
Lost In Translation 翻訳で失われるもの、 それは、たとえ逐語訳的にまたは意訳的に100%伝えられても、 言葉の隙間から漏れていく文化やニュアンスのことだと思う。 少なくとも、タイトルからそういう印象を持ったのだ、私は。
これはただの、miscommunicationだ。
それにしても、映画で見る日本の風景は、 猥雑でありながらも、綺麗だった。 知ってる場所が次々映るのも新鮮だった。 一瞬、会社のめちゃめちゃ近くが映って、それも驚いた。
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