CYMA’S MURMUR

2005年02月23日(水)   仕事

仕事について

ここ数年、似たようなことを何度も書いたかもしれない。
仕事について。



仕事が楽しかったのは、新卒で入社してから2.5〜4年目の間。
ある程度の知識と技術力がついて、
次々に上のステージの仕事をやらせてもらえるようになって、
自分自身でもスキルアップしていくのがリアルに感じられ、
また他人からも信頼を寄せられたりするようになっていった期間。



それを過ぎたら、仕事がちょっとマンネリになった。

それだけじゃなくて、マネジメント力を求められるようになると、
途端に私は自信を失っていった。

他人をマネジメントすること・・・
それはとっても苦痛だった。




初めてチームリーダーを任されたとき、
私の下には2人の後輩と、2人の協力企業の方がいた。
4人のうち2人は優秀で、1人は普通よりちょっと下で、
もう1人はかなりダメな人だった。

ガムシャラに頑張って、本稼動の1ヶ月前には、
全てのシステムがほぼ完全にできあがっていた。
本番直前の時期にみなで交代で夏休みをとった。
システムの出来もよかったし、顧客の評価も高かった。

もしかして、私リーダーうまくやれる?

勘違いしかけた時期もあったけど、ダメだった。



結局私は、データベースという専門分野に逃げ込んだ。
データベース担当が、10人も20人もいるようなプロジェクトはそうそうない。
小さいチームだと、DBAは他の作業も掛け持ちして1人だけ。
大きいプロジェクトでも、サブシステムごとに担当割りがあったりするので、
システム開発という作業の中では、孤立度の高いポジションなのだ。

今の会社に転職して3年。
3つのプロジェクトを経験したけれど、
どこでも私のポジションはプロジェクト・リーダー直属。
部下というような人はいないけれども、
若手で作業サポートをしてくれる人がいたりいなかったり。そんな感じ。



   データベースに関しては安心して任せられるが、
   それ以外の事に関しても、もう少し広い視野を持って欲しい

なぁんてことを、言われる。

でも、興味ないのだ。
今だって余裕綽々に見えているかもしれないけど、内心はギリギリいっぱいなのだ。



これからどうするんだろう、私。

データベースからは、手を離すことが出来ない。
だって、そんなことしたら、食べていけなくなっちゃう。



答えが見えない。

30歳も過ぎて、いい大人が何を言っているのやら。

守るものがないからこそ、迷うんだよね。

モラトリアム。





 < 過去  INDEX  未来 >


しぃま [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加