CYMA’S MURMUR

2005年02月12日(土)   お葬式。


私はやはり誰にも死に顔を見られたくない。

もし愛する人が見たいというなら、
その人だけは見てもいい。

もし子供と孫がいれば、まぁ見てもいい。

でも、孫の配偶者とか、
大して親しくもない親戚とか、
そういう人に死に顔を見られたくはない。
骨を拾ってもらいたくもない。

私が考えすぎなのだろうか?

お葬式って、ほんと、趣味の悪いイベントだと思う。

モノと呼ぶにはあまりに生々しい遺体をはさんで行われるイベント。
火葬場に向かう前に、みなで棺に花を手向ける。

私は自分にそんなことをする権利があるのかどうか、
非常に混乱する。

伯父の立場から見て、私は近しい姪ではなかった。
多分、会った回数だって、数えられる程度だ。

私にだって、伯父を悼む気持ちはある。
あまりにも若すぎる死だったし、
伯母と従兄妹の悲しみは想像するに余りある。

だけど。でも。

うまく言葉にならない。

私は自分の死に顔を人に見せたくない。

私は私の両親の死に顔もあまり他人に見せたくない。

私の両親がどう思っているかはよくわからない。

私は単にワガママなだけかもしれない。

よくわからない。

でも、とても寂しい。





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