旅行前の出社最終日なので、 イマイチ仕事に身が入らない。
でも、色々と作業が振ってくるので、慌しい。 今日はさっさとフェードアウトしたいのに。
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相変わらず、頭の中はバルサモの歌声でいっぱいだ。 あんなにも、テッド・ニーリーの歌い方が好きだったのに。 ほんの1日で、私の中のベスト・ジーザスが入れ替わってしまった。 不思議だ。 バルサモに聞き慣れてしまうと、 テッドを聞いたときに、少々物足りなく思ってしまったり、 私って罰当たり・・・な気分。 でも、それだけバルサモの声はすごい。 どこまでも、永遠に続くんじゃないかと思うくらい、長く、ながく、のびる。 それも超高音で。
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こうやって、「これが一番」だと思っていたものが一番じゃなくなったり、 自分の認識や気持ちが、自分の目の前で音を立てて切り替わるような瞬間は、 なかなかドラマティックだ。
新しい発見をした興奮を、忘れたくはないと思う。 でもそれは結構難しい。
今回、数年ぶりにJCSにはまって気付いたのだけれど、 現在の私のキリスト教観の基礎は、 数年前にJCSを繰り返し聞いていた頃に固まったもののようだ。 そんなことすっかり忘れて、最初から自分の固有の意見だったかのように錯覚してたけど。 (ちなみに私は幼稚園と、中学高校が、カトリック系のところに通っていたので、 割とキリスト教および聖書には馴染みがあるけれど、子供の頃から神は信じていない)
純粋なオリジナルというのは、絶対ないとは言わないけれど、相当難しい。 人は万物の影響を受けている。
自分の中で「当たり前」になってしまっていることこそ、 もう一度その根拠と正当性を検証する必要があるのかもしれない。
なんぞということを、ちょっとだけ考えた。
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