CYMA’S MURMUR

2004年08月10日(火)   ドラマティック


旅行前の出社最終日なので、
イマイチ仕事に身が入らない。

でも、色々と作業が振ってくるので、慌しい。
今日はさっさとフェードアウトしたいのに。





相変わらず、頭の中はバルサモの歌声でいっぱいだ。
あんなにも、テッド・ニーリーの歌い方が好きだったのに。
ほんの1日で、私の中のベスト・ジーザスが入れ替わってしまった。
不思議だ。
バルサモに聞き慣れてしまうと、
テッドを聞いたときに、少々物足りなく思ってしまったり、
私って罰当たり・・・な気分。
でも、それだけバルサモの声はすごい。
どこまでも、永遠に続くんじゃないかと思うくらい、長く、ながく、のびる。
それも超高音で。





こうやって、「これが一番」だと思っていたものが一番じゃなくなったり、
自分の認識や気持ちが、自分の目の前で音を立てて切り替わるような瞬間は、
なかなかドラマティックだ。

新しい発見をした興奮を、忘れたくはないと思う。
でもそれは結構難しい。

今回、数年ぶりにJCSにはまって気付いたのだけれど、
現在の私のキリスト教観の基礎は、
数年前にJCSを繰り返し聞いていた頃に固まったもののようだ。
そんなことすっかり忘れて、最初から自分の固有の意見だったかのように錯覚してたけど。
(ちなみに私は幼稚園と、中学高校が、カトリック系のところに通っていたので、
 割とキリスト教および聖書には馴染みがあるけれど、子供の頃から神は信じていない)

純粋なオリジナルというのは、絶対ないとは言わないけれど、相当難しい。
人は万物の影響を受けている。

自分の中で「当たり前」になってしまっていることこそ、
もう一度その根拠と正当性を検証する必要があるのかもしれない。

なんぞということを、ちょっとだけ考えた。




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