CYMA’S MURMUR

2004年06月16日(水)   負け犬って・・・


遅まきながら『負け犬の遠吠え』のホンのさわりだけ読んだ。
まぁ、話題になりそうなテーマではあるよね。
本当にはじめの数ページしか読んでいないから、
本の内容をちゃんとつかんでいるわけではないけれど。



勝ち負けというエゲツないカテゴライズをするならば、
やはり既婚者が勝ち、未婚者が負け、であろう。
その点では私も筆者の意見に賛成1票!

既婚女性は何もしなくても(子なしの専業主婦)特に非難されないのに、
30過ぎて結婚せずに働き続ける女性は、
何らかの付加価値を求められている気がするから、
というのが私なりの負けである理由だ。

つまり、30過ぎの未婚者には大義名分が要求されている。
常に存在理由を問われ続けるのだ。
これは、ツライし、疲れることである。

弁護士とか医者とか専門性の高い職についている、とか、
大企業でバリバリ働いて稼いでいる、とか、
好きな道を究めている(ネイルアーティストなど)、とか、
そういう説明書きがつけば、世の中は30代独身女性にも、まぁ優しい(はず)。

しかし、著書に言わせると、
「仕事が生きがい」とか「高収入を得ている」というのですら、
遠吠えでしかないということのようだけれども。



少なくとも、私は、未婚であることで表立って嫌な思いをしたことはない。
「女は子供を生んで一人前」的発言をする人も周りにはいない。

これって、恵まれてるんだろうなぁ。

親しい友人で、出産経験者はゼロ。
既婚の彼女達のうち、誰がこの先子供を生むかわからないけど、
これから35歳くらいにかけてが、最後のターニング・ポイントになるんだろう。



ある意味、晩婚化・非婚化というのは、自然な時代の流れだと思う。
良し悪しとは関係なく、進化の一種かもしれないとさえ思う。(進歩ではない)
このまま繁殖能力だって失われていくかもしれない。その第一歩かもしれない。

ま、これこそ、負け犬の戯言だ。





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