CYMA’S MURMUR

2004年05月15日(土)   彼らの妻


今の会社に入って2年。
その間、会社で好きになった人2人。

1人目がYさん。私より1コ上。同い年の奥様あり。
2人目がJ。同い年。大学の同級生と昨年結婚。

まぁ、サクッと2連敗なわけですが。


Yさんとは今度飲みに行く約束をした。
本当に実現するのか?
でも昨日はお互い余裕があったので、
チャット状態でメールが行き交った。

Jとは毎日ランチを一緒にしていたけど、
私が来週から異動なのでそれも昨日で終了。


既婚者相手じゃショウガナイよなぁ。
ということをフラフラ考えていたら、
「何故私は彼らと不倫する可能性が微塵もないと思っているのか?」
という疑問が湧いてきた。

実は、「この人に誘われれば不倫するかも」
と思う相手が別にいるにはいるのだ。
現実には、その人は私を誘わないし、
最近接点もないので、あり得ない話なのだけれど。


「不倫するかも」と「不倫はあり得ない」の差は何か?
(ここでいう不倫とは独身女性&既婚男性の組合せ限定)

あくまで私の感覚だけれど、
「不倫はあり得ない」タイプの男性は、

1.私と年が近い
2.彼らの妻も私と年が近く、また(おそらく)キャラも似ている

の条件を満たしているのだ。

だから、逆にいえば、「不倫するかも」な男性は、

1.私と年が離れている(5つ以上年上)
2.彼らの妻は、私と正反対のキャラ(専業主婦で大人しくて優しくて・・・)

ということになる。

女性側の不倫のメリットというのは、
年齢差によって豊富な人生経験から出る豊かなアドバイスが得られることと、
結婚によって(妻のバックアップによって)男性が得た余裕を享受できる、
ということがメインだと思うので、
年が近くて同士のようになってしまう男性は不倫相手には適さない気がするのだ。

男性側の不倫のメリットは、
婚外交渉の非日常感と妻からは得られない刺激を楽しめる、
ということになると思うので、
妻と同じタイプの女性を不倫相手に選ぶことはないはず、だと思う。


同年代だからというのが一番大きい要素だとは思うけれど、
実際Jの奥さん(私も仕事で関係したことがある某大手企業勤務)とか、
Yさんの奥さん(パートタイムで通訳の仕事をしている)とかは、
私とバックグラウンドも、考え方も、似ている部分があったりする。

じゃあ、なんでJやYさんは、ランチや飲みに私を誘うのか?

それはただ気楽だからなのだろうと思う。
妻という一番自分に近い女性と、似たタイプの女性で、
扱いやすく、会社の話題をするのにも適切、と、
ただそれだけなんだろう。

私にしても、「不倫してもいいかも」と思う相手に期待するサポートを、
彼らに求めることはないので、
きわめてカジュアルに言いたい放題できる楽さがある。


というわけで、やっぱり既婚者相手じゃ、どうにもならない。

彼らの妻、を、時々私は羨ましく思うのだ。
多分、そのポジションにいるのは私でもよかった。
大差はない。

それでも、私はそういう人間関係を誰とも築けないままここまで来たわけで。
そこにはやはり、大きな差がある。
人格的欠損があるのかもしれない。

彼らと楽しくしながら、そうして私は彼らの妻に思いを馳せる。

そういうのって、やっぱり不自然だ。




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