CYMA’S MURMUR

2004年03月31日(水)   お小遣い考


世の妻帯者たる男性には、
往々にして「お小遣い制」がしかれている。

妹の友人の旦那様は、
「俺が稼いだ金なのに"小遣い"なんぞと言われる筋合いはない!」
という主張の持ち主だそうだ。
私も、大賛成である。
そういうマッチョ男が好みかどうかというのは全く別の話だが。

しかし、世のご主人様たちは、
なんの疑問もなく小遣い制を受け入れていることが多いように思う。

うちのボスは、週に1.5万円というのがお小遣い金額であるらしい。
月で6万以上。これは割と多い部類か。

前に一緒に仕事をした男の子は、
お小遣いが月1万円だった。
当時彼は25歳くらいで、子供もいて、私より給料も安かった。
お昼は愛妻弁当で、飲み物はペットボトルにお茶を入れて凍らせたものを、
毎日家から持ってくるのだ。
他人事ながら、大変だなぁと思った。
元気にしてるかな?

新婚J君も、そろそろ小遣い制が導入されそうな気配であるという。
彼の奥さんは、Wせだ大学の同級生。同い年。
「奥さんもお小遣い制になるの?」と聞いたら、
J君ばかりでなく、その場にいた他の未婚男性も含めて、
「女の子は化粧品とかお金かかるし、お小遣い制ってわけにはいかないでしょ」
となんとも寛大な反応。

不公平だ。
なんて思う私はヒネているだろうか?

なぜ彼らはあんなにもスンナリと誰かを養うことを受け入れるのだろうか?
ずっと男はそういうものだと思って育ってきたから?

他人の生活を背負うのはあまりにも重い。
それによって自分の暮らしが制限されることが怖い。

こういうことを考えているから、結婚できないのだろうね。

J君は「一日千円をまず目標にする」と言い出した。
「今日は千円に収まったと思うんだよね。朝買ったパンと、午後のスタバと・・・」
細かく計算を始めたので、割って入った。
「ちょっと待った!一緒に食べたランチ、1050円だったじゃん!
 それだけで千円なんてオーバーしてるよ」
「あ、そうだ!うわ、一日千円なんて無理じゃん・・・」
なんともノンキなことだ。

でも、そういう制限も苦にしないで、家庭を守っていくというのは、
やっぱりエライことだよね。





 < 過去  INDEX  未来 >


しぃま [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加