最終審判の日を迎える。
こんなに気が重いことって、ちょっとない。
昨年は、みんなの気持ちがありがたくて、 心が熱くなった。
今年もみんなの発言を聞いていて、 厳しいけれど暖かく、やはりこれはいいイベントだなと思った。
でも自分がその場に立つとなると話は別だ。
責められれば、泣くかもしれない。
いや、そんなことはないかな。
自分の成果は誰よりも自分がよく知っている。 マイナスの成果も・・・
不合理な非難をするようなメンバはいない。 キツい言葉を投げつけられても、 多分それは私が既に認識していることだから、 そして既に終わってしまっていることだから、 だから私にはもう傷つく権利すらない。
話の接ぎ穂を未来に向けていく以外、 逃げ切る術はない。
いや、逃げ切れるわけはない。
私は誰よりもわかってる。 わかっていながら目をつぶってきたこと。
なぜこの日を迎える前に退職の見切りをつけなかったのだろう?
なぜ?
ここまで来てしまったら、 もうできることなどほとんどないに等しい。
プレゼンの資料をいくら作りこんでも、 言葉で覆い隠しても、 全てはもう崩壊してしまっているのだ。
だからただ、 浴びせられるだろう言葉を、 黙って受け取るしかないのだろう。
未来への抱負を心から語れればいいのに。 私にはなんの未来もない。
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追記
夜中にはなんだか得体の知れないパワーがある。
さっき書いた日記の内容とは裏腹に作りこまれていく資料。
3行書いては30分休憩するようなペースで、 多分完成は朝方になるだろう。
嘘をつくつもりはないけれど、 プレゼンにはストーリーというものが必要で、 ありあわせの材料を切り貼りしていくと、 自分の意図とは全く異なる物語が立ち上がる。
それを消し去る勇気は、今の私にはない。
嘘の中に真実をそっと織り交ぜて、 できれば誰の神経も逆撫でしないように、 最低限の基準を満たす、 そんな綱渡りな作業を行う。
日が昇るまで。
朝が来れば、全ては終わる。 そして明日の夜私が笑っていられるか、 落ち込んでボロボロになっているか、 それは誰にもわからないけど。
こうやって流されていくのはいかがなものか。
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