若さに対する嫉妬
最近一番自分の年齢を実感するのは、 若さに対する嫉妬を感じたとき。
嫉妬
って一番醜い感情だとは思うけど、 いろいろなバリエーションの妬みが私の中に巣食っている。
何の留保もなく未来の可能性を手中にしていることに対する嫉妬。 そして、自分が無駄にしてきてしまった時間に対する後悔。
全然特別な感情なんかじゃない。あたりまえの感じ方。 なのかもしれないけど。
やっぱりちょっとだけ寂しい。
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再び出張。
空港で手荷物検査に何かがひっかかり、 なんと4回もボストンバッグを機械に通す羽目に。 かばんからポーチを出すよう指示され、中までチェックされてかなり不愉快。 最初は爪きり(ヘンケルスの超薄型)が見つかって没収されるのかと思った。 ピルケースを開けろと言われた(中はマルチミネラルとマルチビタミン)。 結局はスタイリングフォームのスプレーボトルがひっかかっていたらしい。 これもイラク派兵の余波なのだろうか。
飛行機はすごく混んでたし(私はベストシート23Gだったけど)、 ホテルでは部屋の用意がまだできていなかったし、 おまけにホテル前でタクシーに乗ろうとしたら1台もいなかった。 ベルボーイも不在。どういうこっちゃ。
なんだか調子が悪い今週の滑り出し。
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「今月のスケジュール組んで」と言われて、 ホイホイ作成してみたら・・・
私今月ちゃんと休めるんだろうか? 不安になるほどの作業があることが発覚。
本格的な撤退に向けてユーザ教育と運用引継ぎを始めるにあたって、 私も資料を作成してユーザにレクチャしなきゃいけないし、 それとは別に次の〆までに過去分の経費データをなんとかしなきゃいけない。 他にもいろいろ。 もう大忙し、なんだってば。
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音もなく落ちてくる雪がやっぱり好き。
ちょっと迷ったものの、片道10分のコンビニまで、 傘も差さずに吹雪の中歩いた。
コートにも髪にも雪は降りかかり、 それでも澄んだ空気に気分がシャッキリしてくる。
なぜかこっちにくると、いくらが食べたくなる。 コンビニで「鮭いくら弁当」購入。
この島はどこか田舎の大らかさを感じさせる。 全国チェーンのコンビニの、東京でも売ってる同じお弁当でさえ、 おかずの盛りがダイナミック。
否応なく暮らしから引き剥がされ、 寒い土地で仕事するしかない状況に追い込まれる。
それを嘆いたり、反発したりする元気ももうないけど。
でもやっぱり雪は美しかった。
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