最近、とある筋からの紹介で、 東大卒の官僚と知り合った。
時々、メールでやりとりする程度の知り合いなんだけど・・・
自分の中に、 役人に対するすごいアレルギーがあるのを感じる。
私の血税を無駄遣いしている人たち・・・ ってイメージなのかな。 あまりにベタですが。 簡単に言っちゃうと「敵」のイメージなのよね。 だから知り合いになっても、どう接していいのか困っちゃう。
実は昨年末に云々あった「奴」も国家公務員だった。 その仕事を尊敬はしてたけど、 公務員であるからこその特典(その元は税金のはず!)の話を 聞かされて笑いながらも不愉快であったのは事実なのだ。
なんか、やっぱり、公務員は苦手です。 民間企業の方が何事においても健全な気がする。 役人体質とかが私には受け入れられません。 (公務員の方、すみません。ほんとバカで私的な偏見です)
別にその東大卒官僚が、嫌な人だというわけではない。 だけどねー。
中学の頃、私は、 「付き合うなら万葉集のわかる人がいい」 とか訳わかんないこと言っていたくらいだし、 色々な知識がある人は好きだし、 雑学や薀蓄を語る人も嫌いじゃないんだけど、 だけど、
「蝸牛考を読んだことがあります」 と言われるといかがなものかと思うのだ。 そりゃお国言葉とか方言とかのネタを振ったのは私だけどさ。 私だって地理言語学で卒論書こうとしたときもあったけどさ。
理想を言えば、「蝸牛考」という学説の概要を知っているけれど 読んだことはない人の方がいいな。 アバウトでいいんだよ、そんなの。
「読んだことありますか?」 って聞かれても、何て答えればよいのやら・・・
元彼だったら、 「カギューコー?何それ?」って言うだろう。 そういう方が何倍もいとしいと思う。
「マルクスの資本論を読んだことがあります」 と言われたら、同じように引くだろう。 「マルクスを大学の授業で読まされたけど訳わかんなかったよ」 という話なら共感できるけれども。
大体、34歳にもなって、大学時代の話ばかりするのが、 なんとも学歴に自信があるんだろうなーという感じで またまた気に入らない。
高学歴の人の中には、ほんと、いくつになっても 大学について語りたがる人がいてこれはすごく鼻につく。
おまけに苦労知らずで挫折知らずの香りがする。 素直に育ってきた雰囲気は好感が持てるけど、でも・・・ 私だって苦労知らずであることに変わりはないけどそれでも・・・
多分これは、コンプレックスなのだ。 東大卒という額縁や知識の量に対するコンプレックス。
ちょっと前までは、私は男の人に嫉妬はしないと思ってた。 年収だの学歴だの資格だの会社や社会での地位に関して。 でもそうでもなかったみたいなんだな。
この不快感の2割くらいは、確かにコンプレックスなんだと思う。
私ですらそうだということは、 男性の中に、彼女や妻が自分より収入が多いと我慢ならない、 というタイプがいることも頷けるよね。
あらためて自分の中の偏見、差別意識、劣等感を 見せ付けられた感じだ。
こういう感覚って、意識的に是正可能なんだろうか?
私には今一歩自信がないのでした。
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