CYMA’S MURMUR

2003年07月20日(日)   夏の日

連休を利用して母の実家へ。

緑深い山奥の村。

ありとあらゆるグリーンのグラデーションが
目に心地よくて、細胞の1つ1つが呼吸しているのを感じられた。

川のせせらぎと、木々が風にゆれるざわめき、
全力を搾り出すように鳴く蝉の声以外、音という音のない世界。
それは静寂にも似ている。静謐ですらある。
夏の夕方は、いつも物悲しい気分になってしまう。

どこかで千と千尋の世界とつながっていると
何の疑いもなく感じられる。
人間の無力さを感じる場所。

体は素直なもので、アトピー症状が一気に改善し、
お肌もすべすべになった。

祖母との残りの時間を惜しむかのように写真を沢山撮った。

大人になりきれない自分がもどかしくて。
歳をとることの難しさと素晴らしさを垣間見た感じ。

涙が出そうな程の感傷。
私の夏は終わる。




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