連休を利用して母の実家へ。
緑深い山奥の村。
ありとあらゆるグリーンのグラデーションが 目に心地よくて、細胞の1つ1つが呼吸しているのを感じられた。
川のせせらぎと、木々が風にゆれるざわめき、 全力を搾り出すように鳴く蝉の声以外、音という音のない世界。 それは静寂にも似ている。静謐ですらある。 夏の夕方は、いつも物悲しい気分になってしまう。
どこかで千と千尋の世界とつながっていると 何の疑いもなく感じられる。 人間の無力さを感じる場所。
体は素直なもので、アトピー症状が一気に改善し、 お肌もすべすべになった。
祖母との残りの時間を惜しむかのように写真を沢山撮った。
大人になりきれない自分がもどかしくて。 歳をとることの難しさと素晴らしさを垣間見た感じ。
涙が出そうな程の感傷。 私の夏は終わる。
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