CYMA’S MURMUR

2003年03月10日(月)   自己価値としての年俸

もうすぐ年俸査定のためのプレゼンテーション、
という儀式がやってくる。
上司に対して会社への自分の貢献を主張する、というイベントだが、
今の私には辛いばかりだ。

今の私の年俸はまあまあ。
前職に比べれば大分あがったけれども。

少なくとも今の会社は評価が年俸に直結している。

社員ではないが、今一緒に仕事しているオジサンは、
月4回のプロジェクト参加で月100万円の契約だ。
1日中びっしり詰まったミーティングをこなし、
その間に大量かつ精度の高いドキュメントを作成する。
私にはとても真似できない。日当25万円!

この間の電話で、元彼は現在年俸交渉中だと言っていた。
月10万、年俸で120万円の値上げ交渉中だと。
今でさえ、私の1.4倍の年収があるくせに。

実力のある人たち。
実力がお金で買い取られる世界。
私はその世界で生きていく自信が、
最近とみになくなってきている。

それでも仕事を通じてしか社会と関われないと思っているから、
ここから逃げることはできないと、強迫観念のように思い込んでいる。

とにかくプレゼンではアメリカ人になりきろう。
厚顔無恥で構わない。主張した者勝ちだから。
黒のものも白というその説得力がコンサルの要でもあるのだから。

でもこんなに辛いのは、
今でさえ身の丈を超えた自分を演出してしまっているからかもしれない。




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