CYMA’S MURMUR

2002年11月19日(火)   雪国でおもうこと

昨日は暖かかった。覚悟していた程には寒くなかった、と言うべきか。

今日は朝から粉雪が舞っていた。
ご当地の人には珍しくもないのだろうけれど、
私はついつい見とれてしまう。

ホテルから客先まで徒歩15分から20分と聞いていた。
早速ヒヨッて、タクシー通勤。

仕事はまだ実感がわかない。
納期まであまり時間がないのできっと忙しくなるのだろう。

とりあえず職場の仲間たちは悪い雰囲気ではないし、
ホテルはツインのシングルユースで広々している。

長期出張準備であちこち散らかしているときに、
私が持つ唯一の元彼の写真(というか顔写真付名刺)を発見。
しげしげ眺めて、
いろいろな想い出がかけめぐって、
ああ、と思った。

去年の今頃はちょうど関係が壊れだした頃で、
クリスマスから年末へと私は報われない最後のアガキを続けた。
あの頃は、あんなに簡単に終わっちゃうとは思ってなかったよ。
でも2人が傷ついたこととか、かかった時間を考えると、
やっぱり「簡単に」ではなかったかな。

私は多分あんまり何にも変わっていないです。
ちょっとくらい成長してもよさそうなもんだけど、全然。

ただ、永続性に対する懐疑というか、
諸行無常というか、根本的な不信感というか、
そういうものがしっかり自分の中に根を張ったのを感じる。

それでも、そういう疑いの眼差しを心中に持ちながらも、
多分私は次の1歩を踏み出すだろうと思う。いつか。

躊躇なく、とは言わないけれど、
タメライを振り切って飛び込むだろう。多分。

まだ元彼の影から抜け出せずにいるし、
次のお相手なんて全然見つかる気配もないけれど、
未来の相手に対して少々悪いなあと思うのだ。

私の中にある氷の塊。
絶対というものを信じられなくなってしまったこと。
多分今度の相手を受け入れながらもどこかで距離をおくだろういうこと。

先に謝っておこう。
ごめんなさい。

でも私はこの「なんだって長くは続かない」という気分こそが、
この世の真実でありのままの姿だと思っている。信じている。

長期的な交わりは、この世の奇跡なのだから。
奇跡は授かるもので、獲得するものではないのだから。

ネガティブな私。これが現状。




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