2009年09月17日(木) |
85歳のおじいちゃんのお話 |
先日息子は、自転車の点検をすると言って外に出た。 2時間経っても帰って来なかったので、どこかに走りに行ったのだろうと思っていた。
帰って来た息子曰く
「おじいちゃんに捕まっちゃった」
とうれしそう。
自転車置き場の所をゆっくり走っていたら、シルバーカーに腰掛けたおじいちゃんに、 「いい自転車だね」 と声をかけられたのだと言う。
昔、自転車のチューブや部品を作る仕事をしていたらしい。 それから語り始め、マンションの1回目の理事長をしたとか(うちは18回目の理事長)、昔は定時制高校の先生をしていた、とか、最後の仕事は雑誌の編集だったなどと、色々な話をしてくれたらしい。
父親と山に行くという話をしたら、山にもよく行っていたらしく、どこそこの山はとてもきれいだったとか、話がとても面白かったと息子が教えてくれた。
85歳なのに元気そうで、自分の方がよっぽど体力無いんじゃないかと感じたと息子は言う。
次回いつ会うなどの約束はしていないものの、名前と部屋番号と電話番号を教えてくれたんだって。
「どうしよう。電話はできないよぉ」
息子はいつもこんな調子。
「また同じ場所に行けばそのうち会えるんじゃない?」
と話している。
一つ一つの出会いを大事にしてほしいと願っている。
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