2009年09月04日(金) |
「10代最後の不思議な夏」 |
息子は今月21才になる。
昨年のことで、日記に綴っておきたい事がある。
昨年の5月頃、息子はネットで知り合った人とメール交換をするようになった。
「メル友ができたんだよ」
と言われたので、
「そう、よかったね」
と、軽く聞き流していたら、
「女の子なんだよ」
と息子。
何度かメールが行き来するうちに、彼女(T子さん)から、
「岐阜に遊びにおいでよ」
と言われるようになった。
その時は、まさか息子が一人で旅に出るなんて思ってもみなかったので、
「行って来たら?」
と軽く言った気がする。
いよいよ夏休みが近くなった時、
「やっぱり遊びにおいでって言ってる。どうしよう」
と息子が言う。
「行きたいなら行っておいで」
と、何度か同じ会話を繰り返していた。
それが、実現したのだ。
息子にとって、横須賀のおばあちゃんの家に行ったのが一番の遠出。 しかも、ネットで知り合った見ず知らずの人に会うなんて、奇跡に近いと思った。 最初は心配もしたけれど、名古屋に住んでいる友達が何かあったら連絡してと息子にメアドと携帯番号を教えるようにも言ってくれたので、思い切って行かせることにした。
まずは名古屋で待ち合わせて、水族館に行き、その夜はT子さんの友達(26歳社会人)と合流。岐阜で花火を見たそうだ。人込みが苦手な息子はジンマシンが出そうになり、T子さんが手を引っ張ってくれたんだって。
夜は、T子さんの友達の家に泊まり、環境問題などを話したと言う。
とても楽しかったようで、帰ってからは興奮して色々なことを話してくれた。
その日々のことを、息子は「10代最後の不思議な夏」と表現した。
その後、T子さんや友達ともメールは続いている。
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