1961年ドイツ 監督 ゲザ・フォン・ツィフラ キャスト トニー・ザイラー イナ・バウアー ギュンター・フィリップ
あの荒川静香さんの演技で一躍有名になったイナ・バウアー。 1950年代に活躍したドイツの有名なフィギュア選手だとか。 そんな彼女が、これまたアルペンスキー界では世界的に有名なメダリスト、トニー・ザイラーと組んで出演した作品です。
映画はそんな二人の魅力を充分に生かして、冒頭からトニーのスキーシーンから始まります。 映画の中ではスキーがものすごく上手くて、アイスホッケーの選手で、しかも劇団の舞台作りの主任・・という活躍ぶり(笑)
そんな彼が、ホッケーの練習が終わったリンクでひとり華麗に踊る少女インゲに一目ぼれすることから物語は始まります。 フィギュアといっても、スポーツ根性ものとは全く違う、楽しくてコミカルな作品でしたよ。
叔父に勧められてフィギュアの道に進んだものの、インゲの望みは劇団で歌って踊ること。訪ねた劇団の支配人の勘違いから、お話はどんどんと可笑しな方向に転がっていっちゃうんです。 先は読めちゃう・・お話なんですけど、ほのぼのしてて楽しい。とぼけた登場人物たちが可笑しくって。
イナ・バウアーさんは、可愛くてキュートな女性でしたよ〜(ふとももは・・結構立派です 笑)歌も上手に歌うンですけど、これは本人? トニー・ザイラーとの可愛いキスシーンは、結構ありましたよ。サービスシーンかしら?(笑)
最後は、しっかりアイスレビューショーを見せてくれるのですが、これがとってもゴージャスでしたね。衣装も歌も、もちろん滑りも!! テクニックとかでいうと、もちろん今の選手の方がすごいんですけど、滑りが綺麗です。イナ・バウアーは荒川さんのみたいには背を反らさないのね(と思ったら、荒川さんのは正確にはレイバック・イナ・バウアーって言うそうですよ)
最後には、またしっかりとトニーのアルペンスキーシーンを盛り込んで、あくまでも二人の魅力満載の映画でした。
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