2007年11月05日(月) |
「ハッピーエンディング」 |
2005年アメリカ 監督 ドン・ルース キャスト トム・アーノルド ローラ・ダーン リサ・クドロー マギー・ギレンホール
10組の男女が織り成す群像劇。 冒頭の交通事故シーンに思わず目を奪われハラハラしていたら・・右下に文字が。 「彼女は死にません。何故ってこれはコメディだから。この映画はハッピーエンディングです・・」って。 ぬぬぬ〜???なんだか不思議な匂いがする映画かも〜(苦笑)って思っていたら、舞台は20年前に戻ってしまうし・・。 そんなこんなで・・お話と登場人物たちについていけないまま、共感も出来ないまま15分ほど過ぎちゃったので、その時点では2時間20分もこんなの見ていられるかしら・・って思ったんですよ、実際。
でもね・・いやぁ。何故かしら?意外としっかり見れちゃったりして(?) 出てくる人物達は、あんまり関わりあいたくないわ〜って方たちばかりだし、ジュードなんてもう!!「やだよーー!こんな子!」って腹立たしくなったのに。 ロマンチックの欠片もない、なんだかすごく現実!で、しかも見たくない・・シーンを並べられても。 それでもなんだか「しょうがないなあ・・もう」などと。許せる気持ちになってきて、いつのまにかみんなが上手くいけばいいな・・なんて思えてきたりするから不思議ですね。
人間の持ってる弱さもいやらしさもしっかりと見せられたのに、暗くていや〜な後味にならなかったんですよね。 最後にそれぞれの人物達の「その後」を見せられて・・「へえーー」とか「そっか〜」などと結構ほのぼのした気持ちになってしまったりして(笑) いろんな風にすれ違ったり、ダメになったり、でもまた出会ったり。みんなきっと幸せな結末を夢見て一緒にいようとするんだよね〜。
それぞれのハッピーエンディング・・? ん?幸せなの?って思う人たちもいたけど・・でもまあ・・その人の人生。何が幸せなのかは・・その人次第ってことで。
群像劇・・ってことで最後には、いろんな人物達がクロスオーバーしてきましたね。やっぱりこういう絡み合うシーンの面白さが群像劇の見せ所ですね。
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