2006年日本 監督 土井裕泰 キャスト 妻夫木聡 長澤まさみ 小泉今日子 麻生久美子 塚本高史 森下愛子 中村達也 平良とみ 大森南朋 船越英一郎 橋爪功
沖縄の言葉で「涙がぼろぼろこぼれて止まらない」という意味の「涙そうそう(なだそうそう)」 まさにそのとおり、私思った通り見終わって「涙そうそう」状態です・・
家族ものには弱いのです、特に・・妹や弟思いの兄・・なんて登場した日にはそれだけで胸がいっぱいになっちゃうんですね。しかもそれが妻夫木君が演じてるとなると!! あぁーー、切ない〜。悲しすぎる〜。
お互いをとても大切に思っている兄と妹。唯一の家族。 妻夫木君の頼れる兄にぃにぃ(にぃにぃ・・っていうらしい、お兄ちゃんのことですね)と、長澤まさみちゃんの妹の可愛らしさ、明るさ。 高校に通うために生まれ育った島から出てきて、久々に再会するふたり。 明るくて微笑ましいやりとり・・の中にも、お互い隠しているある秘密や思い・・なんかあって。そういうのが時々顔を覗かせるんですよね。 浴衣姿の妹に思わず見蕩れたり、兄の恋人とのやりとりに寂しそうだったり。 そういうふたりをいつまでも観ていたい・・と思ったら。 現実は、厳しいね。 あんなに頑張っているにぃにぃを騙そうとする人なんているんだ!!(怒)いや、私今回本気で腹が立ったわ!!親もいない、妹を幸せにしようと頑張っている若者に!なんてことするんだい〜〜〜!! 自分の力でお店を作ってみんなを招待して・・。「なんくる」ってぴったりだったのに。
あとはちょっと切なかったな〜。 二人が鼻をつまんで涙をガマンするシーンにも思わずこっちまでつまみたくなったり。 台風の日にもちゃんと妹のところにかけつけるにぃにぃ・・! アルバムを抱えてうたたねする妹のほおに・・指が・・のシーンにはドキドキしましたね。
「どんなに悲しくても、人は生きて幸せになることができる・・・」 う〜ん、このメッセージがね・・なんだかもっと伝わるラストにして欲しかったなって正直思います。 涙そうそう・・状態で、私どんより終わっちゃいました(涙) 最後は、兄妹のあの思い出のシーンじゃなくて(あれはあれで・・別のところで使って欲しかった)未来のシーンとかで、ちょっと笑顔・・なんて見せて欲しかったな。 心弱い私には、ちょっと涙ばかりが残る、「涙そうそう」でした。
妻夫木君のにぃにぃ・・あんな兄さん、欲しかったわ〜。(男性はきっと長澤ちゃんみたいな妹が欲しいに違いない!笑)
ふたりのアパートがとても可愛かったなぁ。南国の花の溢れるテラス、雨漏りしても・・いい雰囲気でした。(笑)
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