あえて隠さなくてもいいみたいですね。 領主さまのいる前で堂々奪還宣言してましたから。 うーん。そかぁ。 そーゆー流れはOKだったのか。 変な納得しちゃったですよ。 領主さまは着任早々から会議室内飛び回ってます。 「いいひと」と言っていいのか判らないですが、少なくとも表面は優しそうな人ですね。 勤務はですね、結局軍人さんにならなかったので巨木を植えるお手伝いをしてるのです。 軍人さんがもっと多いのかと思ったのですが、実際は半分ぐらいなんじゃないかなあ?
てかあれですよ。 このまま国内に残ってもダメなんですね。 多分主要な人たちは散ってしまうのですね。 きょーせーろーどー終わったら、自分に約束したとおり帰ろうっと。
・・・って言いつつ、特殊神殿には興味津々なのですが。 でもなあ。 やっぱりあれってアース教の人たちのものだって思うのですよ。 中途半端な気持ちで登るのはどーも・・・。 ------------------------------------------------ 美味しい料理が食べたい、と言われる。 好みの味付けも好物も教えない。 一番大切な材料はもう存在しないから適当に補って 限りなく完全近い まだ見た事もない美味しい料理が食べたいと。
そんなありふれた物はいらないと言う。 そんなありきたりな物はいらないと言う。 そんなつまらない物はいらないと言う。
人の好みは千差万別で、幸せの形もそれぞれ違う。 どんなに辛そうでも幸せだったり 誰が見ても幸せそうなのに苦痛だったりする。 だから何のヒントもなしに、そんなものが作れるわけもない。
私がウマリに入国した頃ですから二年半ぐらい前になるのですかね。 厭世がカッコイイとでも言うように「つまらない」で溢れてました。 なら、面白くしようよ。
当時の私は満足してたのですよ。 他愛無い茶室での交流、行き来する伝言、馴染めないけど誰に見られても困ることのないネタだらけの会議室。 「つまらない」理由がわからなかったです。 じゃあ何が、どんなことが楽しいのかって尋ねると口を閉じてしまう。 昔は、昔は、昔は……。
今でも近いことを仰る方がいます。 昔の人たちは上手な楽しみ方を知っていたとかいろいろ。 だからね、私は見たいとずっと思っていたのです。 二年半前には既に「昔」と言われた当時、『世界を面白くしていた』人たちがどう動くのか。 私自身が探していたものの答えとして。 そのためにずっと旅を続けてきたのですから。
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