2010年08月29日(日) 【 参考資料人物紹介(中毒奇譚EX編) 】 |
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※ネタバレには御注意くださいませ(反転部分は全て読了後推奨) ※56年分だけです。
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■ネリネ 56年の主人公。12歳の男の子。 幼児の頃に母親と別離し(母親の望まぬ理由で買われ)、日没牢獄にある研究施設へやってきた。雇用人はライネットと呼ばれる男。 ある本を拾って読んだ事から『名前』を大切にするようになった。花の咲く街にいたからか、花言葉に少しだけ詳しい。 性格は大人しく、争いごとを好まないタイプ。けれど芯は恐らく強い。
<ネタバレ> 拾った本の著書は花鳥風月のカトリ(挿絵はフガツ)。ちなみに童話。 ネリネの人格形成に大きな影響を与えている。 </ここまで>
■トリテレイア ライネットの施設に連れて来られた、5歳ほどに見える女の子。連れて来られた際の体験から失語症になっている。かつ、名前を持っていなかった。 綺麗なブロンドと大きな目が印象的な可愛い子で、その目の色を見てネリネがトリテレイアと名付けた。
<ネタバレ> 無限課題に出てくる病気・VGS患者であり、実年齢は10歳。 トリテレイアの花言葉でネリネが知っていたものは『守護』、知らなかったものは『淡い恋』 ネリネは自覚していないが、明らかに一目惚れ。 </ここまで>
■シマ 日没牢獄を訪れた男。40代らしいが外見は若く(子どもっぽくすら)見える。 物腰は陽気でも世間の評価は簡単に言えば『悪魔のような男』。独特の言葉遣いを用いるが、それは本人曰く『胡散臭さを出そうとして適当にやっていたら癖になった』ものらしい。 ネリネとある意味運命的に出会い、手を貸そうと動き出す。
<ネタバレ> 本名はユーロパ・ジョウ・キリシマであり桐島 丞。無限課題に登場していた情報屋。 日没牢獄で使用されている首輪の元を作成した張本人であり、本人曰く「酷い若気の至り」に対する責任を取る為にやって来た。 が、その手段についてはオルブライト氏を殺害した以降の事はまだ考えていなかった。ネリネ達と出会う事により、それをハッキリと決める。 </ここまで>
■キィ 日没牢獄の受付担当である青年。 街の正面から見て扉を開けたすぐ先にある受付小屋らしき所に常駐している。物腰は柔らかい青年だが、シマ曰く「あいつ黒いやろ多分」。 普段は文庫本などを読みつつのんびりと過ごしている。
<ネタバレ> 日没牢獄の出入りを左右する『鍵』そのもの。外界に出る事が許されていない数字付き達が『鍵を開ける』という事は、物理的にキィを殺害しなければならないという意味。 キィ自身は二重人格者というより、物腰穏やかな青年の方が演技なだけ。決まりを破った者を刀で殺害するのは、恐ろしいという感情を数字付き達に植え付ける為の演出でもある。 実際の戦闘力は相当のものだが、ドアには負けた(純粋な戦闘力だけならば恐らく互角だった) </ここまで>
■ドア・デリーター ある理由から、レイチェルと共に日没牢獄を訪れていた40代ほどの青年。 シマの導きによりネリネと出会い、ものすごく重い腰を上げる。
<ネタバレ> 無限課題主人公。 ある理由とは、牢獄を作り上げたオルブライト氏の娘であるクラリッサから視察を頼まれたという事。最初は面倒臭がっていたものの、レイチェルの「(旅行って)素敵ね」が鶴の一声となった。 視察の理由はオルブライト氏の突然死からクラリッサが街を丸ごと相続した為。そして、オルブライト氏を殺害したのは他でも無いドア本人。殺害に関する依頼人はユーロパである。
クラリッサについては無限課題の番外編を参照。大人になりました。 </ここまで>
■レイチェル・L・レイモンド ドアと共に日没牢獄を訪れていた20歳ほどに見える女性。 ドアにものすごく重い腰を上げさせた猛者。
<ネタバレ> 無限課題ヒロインと書いてドアコントローラーと読む。 リテがVGS患者であるとすぐに悟った、自身もVGS患者。 VGS患者に対しては無条件で甘くなる傾向にある。もしリテがそうでなかったなら(ドアの発言から察するに)手を貸さなかった可能性も高い。オルブライト氏の死因についても把握済みだが涼しい顔だ。 かなりどうでも良いですが、彼女が赤面して狼狽えつつドアを小突くという姿を見るのは大変レア。 </ここまで>
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まだ何か書く事がありそうなのですが、ひとまずここまで。 思い付いたら追記します。
そういえばタイトルの由来ですが、もともと本を作る時にサイトにある全部をちょっとずつ取り入れたものにしようとしていて、結局はそれを三作だけに絞って取り入れた名残みたいなものです。 別にあっても無くても良い番外編達、という初期イメージだったので、中毒奇譚シリーズっぽいなと思った(んで単純にEXを付けてみた)ってやつですね。
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