教室にある時計 - 2002年11月13日(水) 大きくて、毎日みんなを見下ろす、時計。 昨日だったかな。チャイムが鳴って、保健室から教室に帰ろうとしたとき、 廊下で、先生に電池を渡されたの。 何処にでもあるような単三電池。 右手にタイセツに、握り締めた。 教室の時計、最近調子が悪いから。変だったら変えといて。 そんな感じでした。あたしは笑顔で、答えて。 教室に帰って、次の休み時間、電池を換えることにした。 授業中、時計を何回も見上げた。 何回見ても、遅れてはいないし、早くなってもいない。 チャイムが鳴って、休み時間に。 椅子に上るのが恐かったから 一緒に喋っている子に、椅子に乗ってもらって、時計を外してもらった。 ありがとう。 大きな時計を、あたしの机の上において、 電池の部分を開けると。 あら・・。電池が違うやん!!! 丸い銀色の電池でした。3Vは一緒だったけれど。単三電池は入りそうも在りません。。 電池をチョットの間外してしまったので、正確な時間が判らなくなりました。 ケータイの時計で合わせてみた。しかしながら、なんだか速いのです。。 そうだ、あたしの周りにある時計は全部5分くらい早くなってるんだ。 部屋には、3時間くらい速い時計もあるけれど。 あたしは、することが遅いので、遅刻しないように、わざと早めているのです。 と、かっこいいこと言ってみたりするけれど、遅刻魔(>_<。 特別扱いらしく、何度遅刻しても、遅刻指導はありません。。 見捨てられているのかな。。。 電池を再び戻すまでに、その銀色の電池に書いてある記号をメモして、 そうして、職員室に、単三電池とメモを持って行きました。 先生は、「さんきゅ」と言いました。あたしは、にこりと微笑みました。 土曜日、劇を観に行ったときに一緒に行った人に言われたのだけれども、 (あたし、染めてないのに髪の毛がとても茶色いんですが) 『受験シーズンやのに、その色、注意されへんの?』 って訊かれて、 「今まで茶色だった他の子は、注意されて黒くしてるけど、あたしは、注意されないんです。」 と言ったら、 『ああ、見捨てられてるんやで、それ。』 ・ ・ ・ ・ そのときは、笑って終わらせました。あたしは明るいことになっているので。 あたし、「見捨てられる」という言葉がこの世で一番嫌いです。 土曜日の事を、未だに覚えているんです。 その言葉。無くしてもらえませんか。 本当に、見捨てられてるんでしょうか。 我侭だから?手を切るから?薬を飲むから?みんな、あたしのこと、怖いの? ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ もう、なんにも考えたくない。 もう、疲れたの。 頭の中は黒一色。ヒカリなんか、射さない。 自殺願望。 自虐癖。 眼がまわり、早鐘を打つ心臓。 眼の前の広場を行きかう人々。 あたしの眼は、焦点が焦点が合わないでいる。 疲れて、寝てもどうせ15時間も寝てるなら そのまま起きないほうがマシ。 星の川の、アナタとあたしを繋ぐキザハシが壊れた今は、逢うことも叶わない。 あたしは歯車でしかない。代わりなんて幾らでも居る。 ねぇ、あたしを休ませて。 電池を抜いて針をとめて頂戴。 -
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